編集者からひとこと:なるべく有名な曲は避けてきましたが、ミカバンド再々結成記念ということで取り上げました。ここに記しているのは『黒船』バージョンつまりクリス・トーマス・プロデュース・バージョンです。クリス・トーマスの関わっていないその後の『Live In London』や『晴天』(ビデオ)とは構成やコードが一部異なります。特に「←」で示した「B」のコードは、Live in Londonや晴天では思いっきり「Bm」でやっています(Live In Londonではエレピが、晴天ではエレキギターがあからさまにDの音を強調してます)。前奏の最後から2小節目でも、『黒船』では一小節まるごと「Bm」のようですが、89年の『晴天』ではバンドのキーマン・ベースの小原がはっきりとAの音を弾いています。『Live In London』でも、ベースとギターを聴く限りは「Am」として演奏しているように思われます。私としても、この方が自然じゃないかと思っております。というわけでいろいろありますが、人間は進化するとの説を信じるなら、『晴天』バージョンを最優先すべきところかとは思います。四百数十時間を費やしたと言われる『黒船』のレコーディングですが、その時間の少なからぬ部分は作曲者とプロデューサとの間の確執にあったのではないかと勝手ながら推測してしまうわけです。『黒船』を加藤がプロデュースしていたらなんぞと考えても仕方のないことですが。
縦棒「|」は小節の切れ目を表します。
ドイツ式ではなく、英米方式の記法を用います。つまり[B]と記してある部分はドイツ式の[H]と同等のものです。
スラッシュ(/)は、ひとつの小節の中でコードが分割されていることを表します。 ======
(前奏) D | D | D | D | G | C | G | C | G | C | Bm / Bm(Am) | D |←(Am)は『Live In London』および『晴天』にて (葡萄酒を〜) G | C | G | C | D | G | G | C | G | C | D | G | (それがどんたく) C | G | C | (なのかに〜) G / B / Em / D | C / D / G | ←このB(以下同じ)黒船より後はBm G / B / Em / D | C / D / G | (hahaha..) G / B / Em / D | C / G | (メリケンさんだよ〜) G | C | G | C | D | G | G | C | G | C | D | G | (それがどんたく) C | G | C | (なのかに〜) G / B / Em / D | C / D / G | ←このB(以下同じ)黒船より後はBm G / B / Em / D | C / D / G | (hahaha..) G / B / Em / D | C / G | (ベース&kbd単音弾き) GGGGGDGG GDGGGDGG | GGGGGDGG EEFFF#G | GGGGGDGG GDGGGDGG | GGGGGDGG EEFFF#G | GGGGGDGG GDGGGDGG | GGGGGDGG EEFFF#G | (それがどんたく) C | G | C | G | C | G | C | G | C | G | C | (なのかに〜) G / B / Em / D | C / D / G | ←このB(以下同じ)黒船より後はBm G / B / Em / D | C / D / G | (hahaha..) G / B / Em / D | C / G | (葡萄酒を〜) G | C | G | C | D | G | G | C | G | C | D | G | (それがどんたく) C | G | C | (なのかに〜) G / B / Em / D | C / D / G | ←このB(以下同じ)黒船より後はBm G / B / Em / D | C / D / G | (hahaha..) G / B / Em / D | C / G | (paipai〜) C | G | 左記2小節を繰り返しながらfade out(02/07/2006)