編集者からひとこと:第60回毎日映画コンクール(日本○×デミー賞ではない)音楽賞受賞記念として、禁断の歌を決死の覚悟で?出します。ここに記載しているのは、あくまでも2002年に34年の歳月を経てようやく世に出たシングルバージョン、つまり加藤、北山、端田という構成でのスタジオ録音バージョンです。編曲者が「ありたあきら」とされていますが、これはおそらくストリングスアレンジのことだと思います。ベーシックなアレンジは加藤のはず。この曲はバージョンによって細かい違いがあります。まずキーですが、アマチュア時代に『ハレンチ』に録音されたもの、および映画『パッチギ!』のクライマックスで流れるものは、これよりも半音上です。また、←で示した「Gm」の部分は、当時の映像で確認する限りでは「B♭」の可能性もありますが、実際の音を聴く限り、ベースがGを弾いている、左チャネルのギターのアルペジオもストリングスも「Gm」を奏でている(残念ながら右チャネルのギターストロークはこの部分よく聞こえません)との理由から「Gm」として解釈しています。他のバージョンでは「B♭」が使われることが多いようです。歌の最後から4小節目後半のAmも同様の理由によるものです。歌の最後から2小節目の前半にGmを入れるというのは、2002年の第3次フォークルのものです。オリジナルでは1小節を通じてCのままです。
縦棒「|」は小節の切れ目を表します。
ドイツ式ではなく、英米方式の記法を用います。つまり[B]と記してある部分はドイツ式の[H]と同等のものです。
スラッシュ(/)は、ひとつの小節の中でコードが分割されていることを表します。 ======
(前奏&last) F | Dm | B♭ | F | (間奏) F | Dm | B♭ | F | F | Dm | B♭ | F | (歌) F | Dm | B♭ | F | Dm | F(2拍)| Am / Gm | F | ←このGmはB♭のバージョンもあり Dm | F | Dm | C | Dm / Am | B♭ | C(Gm)/ C | F | ←このAmはDmのままのバージョンもあり。Cの小節の前半にGmが付くバージョン(特に最近)もあり。 以上ですが、Fというキーがつらいという人は、 全体に一音下げてチューニングしてGとして弾くという手もあります。 『パッチギ!』での塩谷君もこれで弾いています。 G | Em | C | G | Em | G(2拍)| Bm / Am | G | Em | G | Em | D | Em / Bm | C | D | G | あるいは、通常のチューニングで5フレットにカポを装着して Cとして弾くという方法もあります。 C | Am | F | C | Am | C(2拍)| Em / Dm | C | Am | C | Am | G | Am / Em | F | G | C |(02/08/2006)