京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2003年4月号 掲載)

紫野高校での講演会 報告

高平恵子   

 昨年、京都市立紫野高校二年の、あるクラスの担任の先生から講演依頼がありました。そして先日、そのクラスのロングホームルームで「障害を持つ子と共に生きて」という、とても立派なタイトルのもと、お話をさせてもらいました。
出席したのは、事務局から島崎、福田、福山、木村、高平(いずれも母)です。

 それと、せっかくのいい機会なので、我が家の娘の有香(高三)と木村真理子ちゃん(高二)も一緒に参加しました。二人はそれぞれ考えてきた自己紹介文をみんなの前で読み、かなり緊張気味でしたが・・(笑)。

 「障害を持つ人」を頭では理解していても、なかなか実感できないのが現実である高校生たちに、実際に育てている親の声を聞かせてほしい、というのが先生のお考えのようでした。先生は、事前に生徒さんたちに「ダウン症」「出生前診断」等についてのアンケートもされて準備して下さっていました。

 まず、15分ほど島崎さんが講演をしたのですが、生徒さんたちはとても熱心に耳を傾けてくれて、後半のグループ討議では、「ぶっちゃけ」な内容の質問もあったりして、私たちも精一杯の気持ちで答えてきました。

 有香と真理子ちゃんが披露したモーニング娘のダンスでは、10名ほどの生徒さんたちが前で一緒に踊ってくれて、笑いの渦が素敵な雰囲気を作ってくれました。「やっぱり一緒に過ごすことが大切だなぁ」とつくづく感じた瞬間でした。この時には場も和やかになり、有香と真理子ちゃんもノリノリで楽しそうでした!

 ほんのひとときではありましたが、生徒さんたちが何かを感じて、この日のことをまたいつか思い出してくれたら嬉しく思います。そして、このような機会を作ってくださった担任の先生や、学校関係者の方々に感謝したいと思います。


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