京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2008年4月号 掲載)
西村さんちの三人娘とガンバル母ちゃんドタバタ日記(その10)

西村ちとせ


1月27日 つかさの保育園は、年中組年長組のトイレが和式である。 つかさはトイレの前でスッポンポンになり用をたす。保育園ではこれでよくても 学校に行ったら…。「練習してみましょうか?」と先生。やってみて出来なければ その時はその時!と思ったら、あっさり次の日「つかちゃん出来ました〜」 案ずるより生むがやすしでした。

 2月4日 母、誕生日。「今日おかあさんの誕生日やねん。」のどかはお友達に 朝から話している。「ケーキ食べるの?」と友達。「昨日お客さんにもらったから 今日はなし。」とのどか。みことが手紙をくれた。「お母さん長生きしてください」 ほんと長生きしなくちゃね。

 2月14日 バレンタインデー。去年よりチョコレート作りも少し上達したみこと。 おじいちゃんにあげるのは恒例。今年は友チョコを交換する約束を友達3人としてきた。 交換する場所、時間しっかり決めて!成長したなぁ。

 2月21日 「早くおとなになりたいなぁ」みことが言う。「だって大人になったら 毎日自分の好きなもの作って食べられるもん」みことらしい…。 今から作ってくれてかまわないんだけどな。

 3月3日 いつもより少し早めに保育園に迎えに行く。つかさがそららちゃん、こうた君 と3人でかるたをしようと机にならべているところ。「もう〜」とつかさ。 「1回だけさしたげて!」とそららちゃん。少しゆとりのある母「いいよ〜」。 見ているとそららちゃんが読み手。ひらがなが読めるようになったつかさがかるたを とっている。「僕つかちゃんにとらしたげるねん」とこうた君にこにこ見ている。 持ちきれないくらいとったふだを持ってつかさ「いっぱい〜!」と満面の笑顔。 みんなやさしくていいねぇ。 家だとこうはいかない。つかさにとらせてあげようとするみこと。ライバルのどか。 戦場のようににぎやかになる。

 3月13日 明日のホワイトデーの為に今度はクッキー作り。夕方帰ってからの慌ただしい 時間。子供たちがいなければ絶対クッキー作ろう!なんて思わなかったんだろうなぁ。 相変わらずにぎやかに3人それぞれ楽しんで作った。 みんなで作ったクッキーの味も格別。みことは一番手間を入れてつくったのを母にくれた。 久しぶりのクッキー作りはとても楽しくて今度は一人で楽しもうとひそかに思った 母でした。

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