<トライアングルの皆様へ>
このたびお話させていただくことは、私が前々から思っていて、最近とくに重要性を感じている「ふつうの子育ての大切さ」ということです。
「ふつうの子育て」は、ダウン症をどうするかという問題より難しいかもしれません。ダウン症はそのすべてが障害になるわけではありませんが、ふつうの子育てを忘れると、「ダウン症の障害部分だけ」が育ってしまいます。ふつうに近づけようという訓練によっても、障害は育ちやすくなります。
ダウン症はその人(子)の一部でしかないのです。人間の子どもとして、社会のなかでバランス良く育っていくには、どのような関わりが必要か、一緒に考えていきませんか。
長谷川知子
|