京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2009年4月号 掲載)
西村さんちの三人娘とガンバル母ちゃんドタバタ日記(その16)

西村ちとせ


1月13日 早いものでみことも10歳。エビフライ、スパゲッティ、サラダにケーキ。好きなもので祝おうとがんばったのに・・・「赤飯忘れてるやん!」もう〜作ったって食べないくせに、手抜きしたら言うんだから・・・。

2月3日 「イブでもいいやん!」次の日は予定があるらしく、一日早く母の〇回目の誕生日を三人娘が祝ってくれた。
みことはお小遣いでショートケーキをひとつ買ってきて「お母さん、絶対一人で食べてね!」店のおじさんが察してか、小さいチーズケーキをおまけしてくれていた。おまけを三人が分け、味わって一人で食べたいところだが・・・「のどかも食べたい〜」と言う声を聞きつつ、熱い三人の視線をあびつつ、「一口あげてもいい?」「ダメ!」という厳しいお言葉に、せっかくのケーキも味がしなかった。

3月1日 学童でみんなが取り組んでいるからだろう。つかさがいつの間にか上手にこまのひもを巻けるようになっていた。集団の力は大きいなぁとつくづく思う。「つかさちゃんすごいなぁ。ぼくの組でも10人くらいは回せへんで!」とゆうとくん。タイミングさえあえばもっと回ると思うのだが・・・それにしても本当につかさはすごい!(親馬鹿)

3月2日 朝トーストしようとしたら、「冷凍庫にあったコーンのせてもいい?ベーコンないの?」とみこと。チーズ、コーン、ハムをのせた豪華?!ピザトーストが出来上がっていた。今やみことは冷凍、冷蔵庫まで進出。母より詳しい。先日はギョーザの皮にバターをぬり焼く、という創作料理?を食べていた。つかさものどかも右にならえ!

3月3日 つかさを学校に迎えに行くと「今日なみんなの前で賞状もらわはったんやで!(小学生版画展)いいなぁ。ぼくなんか一枚もないで」確かに書き初め展に絵画展・・・つぎつぎ賞状をもらってくるのは我が家でも宰だけ。育成だからですか?としつれいながら先生に聞いたことがある。「賞によっていろいろですが・・・つかさちゃんがそのことに一生懸命取り組んだということが大事だと思います」といわれて、目がさめた、というかとても恥 ずかしく思ったことがある。
いつだって、つかさは一生懸命、楽しみながらがんばっているのだ!

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