京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2010年4月号 掲載)
連載を終えて

西村 ちとせ


 ひょんな事から始まった「西村さんちの三人娘とガンバル母ちゃんドダバタ日記」も気がつけば22回目。ほぼ4年もつきあっていただいたことになる。保育園児だったつかさは今度、3年生に。3歳だったのどかは、まもなく6年間通った保育園を卒園する。母も7年間通った保育園とさよならだ。のどかが卒園する寂しさよりも、つかさが保育園に行く機会がなくなることのほうが、私にとっては寂しい気がする。

 卒園して2年たった今でも、保育園に行けば、自分の庭のように園庭で遊び、教室に入り込み、先生方に(給食の先生まで)声をかけてもらえるところ。たくさんの子供たちに囲まれるところ。それが、無くなることが寂しい。

 だが、4月になれば西村さんち三姉妹そろって小学生となる。どうなることやら。6年生になるみことは、もうすぐ母の背を追い越しそうな勢いで、食べること食べること。ゆうに二人分は食べる勢いで、つられて食べるつかさの肥満が心配な毎日。西村家のエンゲル係数は大きく変化しつつある。

 少しだけ、時間ができそうな母も、つかさの為(といいつつ実は自分の為)に技術を身に付けようと春から、洋裁学校に通うつもりだ。ものになるかどうかは行ってみてのお楽しみ。

 女の子に目覚め、毎日「スカートはきたい。作って!お母さん」「いいよ」「ありがとう!お母さん」と作る前から、御礼を言われている母。
期待に答えなくては!と思ってはいるのだが…。

 この数年「読んでます!」と色々な方に声をかけていただきました。なかには、つかさが自転車に乗れば、自転車。今度は一輪車かぁ…。と我が子の励みにしてくださった方もおられたようで、はずかしい限りです。
まだまだ、ドタバタした日々は続きますが、ひとまず連載は終わりです。

 つたない文章を読んでくださった皆様。ありがとうございました。

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