京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2011年4月号 掲載)
千葉県に住む会員の下鳥さんは大丈夫かとメールしました。流山の方は、かなりゆれたものの家族全員無事とのこと。6年前から始めたパン屋さん、「輪番停電でパンが焼けるのか情報不足で困っています」「不便ではありますが被災地の方々の悲しみや苦労に比べればどうってことない」とのことでした。
その後、近況を知らせてくださいました。


おはようございます。

パンは計画停電の実行するかしないかが定まらないため苦労していますが、今は週一のペースで焼いています。同じ千葉県でも場所が違うとこうも災害被害の度合いが違うのかと今更ながら驚いています。液状化になってしまった地域の方々も途方に暮れています。募金位しか出来ない自分が情けないです。

野菜や水等の放射能汚染のニュースに地域住民がとても慌ただしいです。
先日は水の汚染が発表され私の地域も範囲内ということで、あっという間に店から水はもちろんジュース類が消えました。まるでパニック映画みたいです。こんな群衆心理にもう飽き飽きなので、我が家では気にせず売られている野菜や水道水は飲食してます。
以前は生鮮食品が買えなかったのに、今は野菜などスーパーで山積みになっていると佐知子が言っていました。笑っちゃいますよ。次は何が買い占められるのか見ものです。まあ面白がっている場合でもないですが。
パンを買いに来てくれているお客の中でも、「あー、こんな人だったんだ」とがっかりしてしまう人もいたりで、自分に置き換えて日々考えさせられます。

もし東京が震災にあったらと考えると恐ろしいです。

日中一時で預かっている子供達も不安定になってきていると、お母さん方に言われます。友大も特に夜の余震は敏感になっていますが、それでも一日を通して手が掛からないのでありがたく思っています。
卒業式も無事終わり来月から晴れて?中学生です。

放射能汚染は怖いですが、日々感謝と思いやりの意味を噛みしめてそれなりに元気(笑い)に生活しています。
被災地の復興、原発の事態収拾が一日も早く訪れるよう、西の皆さんからの励ましをよろしくお願いします。
会員さんによろしくお伝え下さい。

2011.3.25 千葉県流山市 下鳥浩一


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