京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2013年4月号 掲載)
「世界ダウン症の日」記念イベントに参加してきました!!

高平恵子

 2012年に国連が3月21日を「世界ダウン症の日」と制定したのを記念して、昨年に引き続き今年もJDS主催イベントが開催されました。3月20日(祝)13時〜15時半、東京・豊島公会堂(800人収容)にて「STEP FORWARD TOGETHER みんなで一緒に前へ進んでいこう」をスローガンに、フジテレビアナウンサー笠井信輔さんの総合司会で行われました。

 今回も充実した数々のプログラムが企画されている中、JDS理事の長谷川知子先生に声をかけていただいたのを機に、トライアングルから木村真理子さんと高平有香がファッションショー(モデル30名)に出演することが出来ました。感謝いたします。

 オープニングのあと、まず玉井邦夫理事長から「出生前検査・診断をマススクリーニングとして一般化することや安易に行うことには、断固反対する」という表明があり、そのあとラブジャンクスのダンスで大盛り上がり! そしてダウン症のあるご本人たち4名のメッセージは、どれも生き生きとしていて、ユーモアも交えながら話されました。中でも印象的だったのは、タレントとして活躍中の安部健太さんの「55回学科試験に落ちたけど、運転免許証を取りました!」という報告で、会場からは感嘆の声と拍手喝さいでした。素晴らしいですね〜。

 映画「39窃盗団」の押田興将監督は、親しみのある温かい語り口調で、「自分を含め、順番にグレて手がかかった8人姉弟の中で、唯一家族の誰からも愛されている存在」と笑いも取りながら、ダウン症のある弟のキヨタカさんを紹介されました。「39窃盗団」とても面白そうなのですが、まだ観てないです。すみません、いつか必ず観ます。
「こどもの城児童合唱団」は、“ちがうみんなが集まって”をモットーに活動されていて、パワフルな吉村温子先生を筆頭に、元気に楽しく歌を聴かせて下さいました。先生汗だく!!

 さて2人の出演までの道のりとしましては、2月11日東京にて、プロのモデルという経歴をお持ちの先生方のウォーキングレッスン&衣装合わせがあり、本番当日は集合してすぐに親子は別行動、スタッフに全てお任せして、リハーサル・衣装ヘアメイク準備をして本番に臨むというスリリングなものでした。親も子もドキドキです!

 いざ本番、スティーブ・ソレイシィさんのカッコイイ英語アナウンスに合わせて、一流ブランドの洋服に身を包み、華やかな照明の中、数名ずつのグループで登場します。さすがみんな本番には強く、可愛くカッコ良く、笑顔でポーズもキメて、とても魅力的なステージを披露してくれました。あっという間の30分間でした。

 すべてが終了後、楽屋にてやっと親子合流。メンバーみんな疲れはあるものの、達成感にあふれた良い表情をしていました。貴重な経験ができ、また大きな自信に繋がったと思います。

 全国各地でそれぞれに活躍している、素敵な皆さんとお知り合いになれた事は、大きな収穫でした。また、どこかで再会できたら嬉しいなぁと思います。
JDSSスタッフの皆さま、大変お世話になりました。ありがとうございました。


一番左に写っているのが
有香です。

左が木村真理子さん。




高木真理子先生と佐藤雅臣先生と一緒に記念撮影



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