京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2015年4月号 掲載)
ライアー演奏会とワークショップの報告

 2月15日三条の京都ウィングスで演奏会とワークショップが行われ13家族、27名の幼児さんから、青年たちの幅広い参加でした。
 
 前半はいよべさんのライアーの深い音色と響き、やさしい声に耳を傾けました。イングランドの古い民謡のラブソングは、みんなもどこかで聞いたことのあるなつかしいメロディでした。
 その後はみんなで春のうぐいすになったり、いろんな色の鳥になり歌を歌いました。
 
 後半はみんなで輪になってのワークショップを楽しみました。
 子供たちの手にもすっぽり納まる小さなボルドゥンライヤーで、音のキャッチボールをしました。輪の外でライアーを持った人どうしが向き合い、ライアーを鳴らして相手に音を送ります。それをもらった人はまた自分でライアーの音を響かせ相手に返したり、他のひとに送ったりします。そーっと弦を撫でるように音をだす子、力強く鳴らす子。みんなの心がひとつになって音を目で追っているようにも見えました。しーんとした中にライアーの音だけが、放物線を描くように響いていました。とても心地よい空間でした。
 
 3つのライアーはそれぞれ違ったコード音がでました。「春がきた」をみんなで歌い、いよべさんの合図でそれぞれのライアーを鳴らすとなんとぴったりの伴奏になっていて、拍手喝采でした。
 最後はみんな好きなライアーを手にして、すてきな音色を楽しんでいました。
 

渡辺 恵


 

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