京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2003年8月号 掲載)
“ケンタロー”

松谷奈緒美

 みなさん、こんにちは! 我が家の健太郎は7月22日で満1才になります。中3、中2、3才のお姉ちゃんたちのあとに産まれた男の子で、みんな大よろこび!! だったんです。

 産まれた次の日に、小児科の先生から心臓に穴があいているって言われて説明を受けて、1カ月後の受診の時に府立の小児科内の先生から、ダウン症で心臓の穴はその合併症て聞かされて・・ショックでしたねー。

 それまでダウン症て独特の顔つきでちょっと知能のおくれがある、ぐらいの知識しかなくて、いろんなことが頭ん中めぐって、何も食べる気にならなくて・・。食べなくて元気がなくなると考え方までどんどん暗くなってしまって・・でも、少し食べるともともと楽天的な私のこと、3、4日でなんか立ち直ってしまって、「もー何でもこい!」てかんじで、減ってた体重までもどっちゃいました。(笑)

 こんな母のもとで、健ちゃんはよくがんばりました。4カ月で心室中隔欠損の手術をしてもらって、経過も順調で3週間で退院できたんですが、家で待ってたのは風邪をこじらせてお休みしてた3才のお姉ちゃん! あっという間にうつってしまい、健ちゃんもこじれて喘息性の気管支炎になってしまい、又入院。体重がなかなか増えなくて心配したりもしましたが、ゆっくりですが、とてもかわいく、大きくなってくれて、ありがとう!

 お姉ちゃんたちは3人とも首がすわってすぐ保育園にあずけて働いてたので、こんなにゆっくり子育てしたことなくて、もーかわいくて、かわいくて!! ぼちぼち保育園にあずけようと思ってるんですが、私がはなれられるかしら・・。トライアングルと出会って、今まで知らなかったこと、いろいろわかって、昔から比べると障害を持つ子たちもいろんなことできるようになってきたようですが、もっともっと自由に、のびのび大きくなれるように、私達ができること、ちょっとづつでもやっていきたいと思います。
 かわいい笑顔をいっぱい見られるように・・・。


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