京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2006年8月号 掲載)
2006年度の総会と福山典子さんのお話を聞く会&お料理教室の報告


6月11日南青少年活動センターにおいて2006年度のトライアングルの総会が18家族、ボラさん22名を含めて総勢62名の参加のなか行なわれました。

 資料にそって2005年度決算報告、行事報告、2006年度予算案、行事計画案の順に審議が行われました。
 2005年度決算報告において不明瞭な点が指摘されました。そのことについては今号で改めて記載していますので、ご一読ください。
 今年度の予算は余裕があるので、秋の果実狩り、雪遊び等の案が出ました。また大勢の参加があるクリスマス会にお金をかけてはどうかという意見もあり現在事務局にて検討中です。

 本年度の事務局員は、高平、木村、近藤、島崎、福山、小寺、新たに渡辺、西村が加わり8人が承認されました。よろしくお願いします。

 お料理教室は、15人の子供たちが参加し、ハヤシライスと野菜サラダを作りました。途中炊飯器が故障し、ボラさんが機転を利かし急きょ鍋で炊くというハプニングがありましたが、みんなおかわりするくらいおいしくいただきました。

 午後は福山典子さんの発語、発音についてのお話を聞きました。普段私達が無意識のうちに発している言葉が、口型、複雑で微妙な舌の動き、位置、息の強さの違いで出ていることを知り、改めて発音の難しさについて感じました。実際に、ア行から発音していきました。発音してみると、サ行やタ行、ザ行やダ行は難しく、言葉を一人で身につけていくための条件の一つである「耳がよく聞こえていること」「知能の発達に問題のないこと」にハンディを持つ子供たちが発音することの大変さを痛感しました。

 福山さんは実際寛太くんに使われた手作りの絵カ−ドや、ストロ−やティッシュを使った息を出す方法、お煎餅を使って舌の訓練、などいろいろ楽しんで練習できるようにと工夫されたことなども話してくださいました。寛太くんは聴覚に障害をもたれているので、口型ひとつひとつを教えるのに、寛太くんの好きなアンパンマンを使った表を作ったり、ビデオを作ったり、本当にひとかたならぬ努力をされていると頭の下がる思いでした。

 余談ながら、すぐに影響されて ・・・帰ると早速実践!我が子を前に「あ・い・う・え・お」二,三日すると嫌がって何も言わなくなってしまいました。お話を聞いてやるぞ〜と!思った心意気も時が経つにつれて、薄れつつあります。情けないことです。継続は力なりです。
(渡辺・西村)


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