京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2008年8月号 掲載)
西村さんちの三人娘とガンバル母ちゃんドタバタ日記(その12)

西村ちとせ

5月8日 毎朝、つかさとのどかと登校する。靴箱で男の子が「ぼくな、つかさちゃんと学童一緒やねん。つかさちゃんいつもアンパンマンのかるたしたはるから、ぼく一緒にしてるねん。」と声をかけてくれる。
「この子なんて言う名前?」と妹の名前を聞いてくる子。校門で「つかさちゃんおはよう」と声をかけるのを待っていてくれる子。さまざま。

5月11日 母の日。のどかは保育園で、絵をかいたぼうしを作ってきた。数日前から、「お母さん、ぼうし作っているしな」「明日ぼうし持って帰るしな」と報告してくれる。聞いていたみことも負けじと(笑)お手伝い券付き手紙をくれた。
 数日後、「お母さんなんでちっともお手伝い券使ってくれへんの?」「だって券には洗濯物干し10円、とか茶碗洗い10円とか書いてあるんだもの」「あ、そっか」と素直なみこと。金額を消して渡し直してくれた。しかも、『何回使ってもいいよ』と書いてある。我が家は定額の小遣いではない。お手伝いをしての報酬制である。が「お茶碗あらっといたよ」というときでも「だからお金ちょうだい」とはいわないのでいまのところこれでよしとしている。お金をくれないと手伝いしないでは困るけれど、気持ち良く黙って家事をしてくれるところがみことのいいところ。

5月21日 春の遠足。つかさは動物園にいきました。「さるさん、ガオー(ライオン)、ぞうさん」とはなしてくれた。翌日、先生から「昨日、動物園で他の学校のこどもに、つかさちゃんが囲まれて・・・つかさちゃんやろ!と声をかけられました」と聞いた。保育園の同級生だったらしい。卒園してもこんなふうに覚えていてくれてうれしい。

6月1日 今日は朝寝!と決め込んで(といってもせいぜい7時だが)つかさが起きたのは知っていたがほっておいた。起きていくと、ピンクのタンクトップ(のどかの)、白のショートパンツ(これものどかの)をはいている。がスリムなのどかのだからホックもチャックも止まらない。でも、つかさも女の子だったのかと、ちょっと反省。


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