京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2008年8月号 掲載)
2008年度総会の報告


 6月22日(日)南青少年活動センターにおいて2008年度のトライアングルの総会が行われました。

 議題にそって2007年度の決算・活動報告。年間行事の報告の後に各教室の報告がそれぞれ担当者からありました。昨年度に立ち上がった乳幼児部では、沢山の家族に参加していただき新しい人と出会えてよかった、今後も楽しい企画を考えたいとの報告がありました。今年度は担当者が一部交代します。急きょ父親の会の報告に、参加のお父さんが指名されました。父親の会は幅広い年齢層の参加があり、直近の話題を交わしている。マジメな話は2〜3割でざっくばらんとのことでした。

 次に2008年度の予算案・行事計画が読み上げられました。総会資料の行事計画の中で、「合宿(京北町)」となっていたのは、「合宿(京北 山国の家)」の間違いでした。以上4つの議案についての質疑応答。「コピー用紙の予算が決算額よりも少ないのはなぜ?」という質問があり、「安く仕入れられるところを見つけたから」との回答でした。

 その後、拍手で議事が承認されました。また、本年度の事務局員も引き続き、高平、木村、島崎、福山、小寺、渡辺、西村、近藤の8人で承認されました。よろしくお願いいたします。

 その他の意見では、
・今はもう使わない算数教室の教材をどなたかもらってください。 ・ボランティアさん不足が深刻な問題。大学のボランティアセンターなどへ募集していく。 ・さんすう教室の担当者より、教室の運営資金が残り少なく存続できるか心配。トライアングルからの補助はないのか、とのことでした。事務局からの回答では、最高で5万円の補填をした年もあり、それがリミット。参加者を増やす努力も、との回答。さんすう教室は、実は親が学ぶものだということを知らない会員さんが多いので、もっと小さい子どもさんのお母さんにも参加してもらうように宣伝をしていこうということで、双方の努力が必要とのことでした。
・印刷のお手伝いをしてくださる方、募集中。「印刷のお手伝いに来てもらうために会報の裏に“印刷・発行作業の日”が書いてあるのよ」とのことでしたが、「そんなこと知らなかったー」という意見が大半で、次回の会報にはもっとしっかり「お手伝いに来てください」と書くことになりました。

 阪本さんの議事進行で審議はスムーズに運び、12時半に無事閉会しました。(近藤)



2008年度総会後のおしゃべり会の報告


 総会の後、午後からは「おしゃべり会」がありました。25家族の参加。まずは一人ずつ順番に近況報告なのですが、これが一巡するだけで時間がいっぱいになってしまうのが最近のおしゃべり会の常なのです。

 トライアングルに初参加された7ヶ月の赤ちゃんのお母さんの不安がいっぱいという話や、保育園に元気に通っている子、学校の進路の話、高校合格のこと、就学を終えた後の活動の場のこと。年齢によって話題、悩みもさまざまです。
 中には、尽きぬ勢いで近況をまくしたてる方の話術の巧みなこと。最後の方で話す順番が回って来た方は、「みなさんの話でお腹がいっぱい・・」との感想で、やはり時間もいっぱいいっぱいになってしまいました。

 保育園での出来事で、「年長の子に「なんで歩かへんの?」と聞かれ、返答がうまくできない」という話がでたのですが、それに対して先輩のお母さんは、「私は「ダウン症やから」と言ってきた」とアドバイスされました。「どうせ、しっかりとなんてわかってないねんか。けど、そう言うと「ふ〜〜ん」て聞いてくれる」。  また、高校卒業後に心療内科での通院治療が必要な症状が出た、あるいは出ているという方が数人おられました。やる気がなくなる、生活のリズムがくずれる、病名がつかず治療がむずかしいという話でした。「親が心にそうのはむずかしいと実感している」としみじみと言われた言葉が印象に残りました。

 総会、おしゃべり会をしている間、青年部の子たちはボランティアさんとカラオケに行き、小学生以下の子どもたちは体育館でボランティアさんとの遊び。午前中は伊藤先生の音楽療法、午後からはボランティアで来てくださった知り合いの保育士さんにいろんなことをしていただきました。お蔭さまで、総会もおしゃべり会も無事終えることができました。お疲れさまでした。(近藤)


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