京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2009年8月号 掲載)
2009年度総会&講演会の報告

 6月28日(日)南青少年活動センターにて2009年度のトライアングルの総会が行われました。0歳の赤ちゃんの親から青年の親まで例年より大勢の参加者でした。

 資料にそって2008年度の決算報告、行事報告、2009年度の予算報告、行事計画案の提示が行われました。議長は阪本さんがしてくださいました。
 その後は質疑応答、朽木渓流センターへ行く行事が雨天で中止になった際、バスのキャンセル料は支払うべきとの提案がありました。例年、Mさんパパのご好意により、格安でバスを手配し、運転手までつとめてくださっていて、キャンセルになった場合もMさんのご好意に甘んじていたのですが、やはり払うべきでは…とのご指摘でした。他、規約の変更についての説明がありました。第3種郵便の認定が厳しくなったことを受け、規約に「会報の購読料を会費に含む」という一文が加えられました。

 質疑応答の後、役員の承認、本年度の事務局員も引き続き、高平、木村、近藤、島崎、福山、渡辺、西村、小寺の8人で承認されました。よろしくお願いします。
 すべての議案が無事承認され、閉会しました。

 その後、昼食をとり、1時より長谷川知子先生の講演会がありました。長谷川先生は静岡県立こども病院で、長い間臨床遺伝専門医をしてこられ、ダウン症をはじめ遺伝性疾患をもつ人のサポートをされています。ダウン症という障害はその人の一部分でしかなく、ふつうの子育てを忘れると障害部分だけが育ってしまう…とおっしゃいました。先生のことばのひとつひとつに説得力があり、どれも腑に落ちる内容でした。

 先生がこれまでたくさんのダウン症をもつ人、その親といかに出会い、寄り添い、サポートしてこられたかということを感じさせられる貴重なお話でした。参加者からの質問にも、スパスパっと軽快に答えられ、思わずなるほど…とうなってしまうお答えで、素晴らしい講演会でした。(小寺)
       

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