京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2009年8月号 掲載)
海水浴バスツアー報告

7月26日(日)、敦賀、気比の松原へ海水浴に行きました。参加は14家族、大人19人、子ども19人、ボランティアさん13人、合計51名。
前日から雨で、当日も梅雨前線は日本海付近に停滞するとの予報でしたが、前回行事の魚釣りに続いて海水浴も中止にしたくない。朝はなんとか雨が降っていなかったので、思い切って出発しました。

 案の定、バスが気比の松原に到着したとたんにポツリポツリと雨。みんなが水着に着替えて海に入ってまもなく本降りになり、大雨警報発令。遊泳禁止。とりあえずは早めのお昼ご飯を食べて様子を見ていましたが、雨は止む気配もなくどしゃぶり状態です。浜茶屋の囲いのスキ間から雨風が桟敷に吹き付けてくるので、今回初参加の7ケ月の赤ちゃんはどこへ避難すればいいやらと、借りてもいない中央付近の個室スペースへ。まわりの待機している人たちはあきらめて次々と撤収していきます。参加者からは、近くにある温泉とプールのあるレジャー施設に行こうという声があがり、どうするか思案のしどころでしたが、トライアングル海水浴恒例の“スイカ割り”だけははずせないということで、浜茶屋の中でスイカ割りをしました。

 浜茶屋での限られた枠内でのスイカ割りはいつになく盛り上がり、子どもからも大人からもやんやの歓声があがります。2つのスイカは見事に割れて、みんなで頬張りました。そうこうしているうちに、なんと雨が小降りに・・。浜に掲げられた遊泳禁止の赤い旗が黄色に取り替えられるのが早いか、片付けかけた浮き輪を急いで膨らませて、みんなはまた海へ。今年は私も初めて水着に着替えて海へ‥‥。最初は冷たい水もなれてくると心地よくて、人の少ない海でゆっくりと楽しむことができました。

 帰りは高速道路千円の影響での渋滞がどうかと心配されましたが、それほどでもなく、みんな無事に家路につきました。今回もバスのガイドは松谷パパにお世話になりました。ありがとうございました。言い忘れていましたが、ボランティアさんのバスレクリエーション、わりとGoodでした。ボランティアさん、気のはる行事でしたが、お疲れさまでした。

 今回の海水浴では、遠くからでもトライアングルの子、ボランティアさんとわかるように、子ども達には黄色の海水帽、ボランティアさんにはバンダナを用意し着用してもらいました。また、浮き島へ行くときにはグループで、大人に声かけしてからという注意を事前にしました。最近の災害や事故のニュースを見るにつけ、準備や注意は十分にしても、し足りないことはないと思いしらされます。去年の海水浴の突風を経験している島崎さんからは行きのバスの中で「なによりも、みんな生きて帰りましょう」という言葉がありましたが、まったく大げさではないと思いました。(近藤)


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