京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2016年8月号 掲載)
祝!! ヒューマン大賞
佐々木和子さん


 先日、公益財団法人 京都オムロン地域協力基金より、トライアングル顧問の佐々木和子さんが、≪第31回 ヒューマン大賞≫を受賞されました!
 
 『長年に亘り、社会に貢献してこられた個人や団体』に、毎年1回、京都ヒューマン賞が顕彰されており、その中で、佐々木さんは個人としての顕著な功績が認められ、≪ヒューマン大賞≫受賞となりました。おめでとうございます!!
 
 1982年生まれの長男がダウン症だったことから、1985年11月に京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)を発足させ、昨年、30周年を迎えた。この間、代表を15年間務め、現在は顧問。
 
 ダウン症に関する情報の収集、多岐に渡る相談活動、他団体との連携、行事の計画等を続けている。社会には障害のある人たちが、普通に生活をしていること、加えて、障害のある子どもが生まれるのも、病気になるのも、生物としてごく自然なことなのだということを学び、出生前診断に疑問を持って、ダウン症に関する情報とともに、講演、執筆等で発信している。最近はダウン症本人が「生まれてきて良かった」と発言するようになっている。今年4月より施行された障害者差別解消法は、国連の障害者権利条約で唄われている「ともに生きるインクルーシブな社会」作りに基づいており、京都市の要領作成にも参加してきた。今後は出生前診断の問題に加え、差別解消へ向けて活動を続けていく。

(授賞式パンフレットより転載)


 
  

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