総会のあとは「災害に備えて、そして災害がおこったら、障害のある子とその家族はどうすればいいの」という題でお話をしてほしいとお願いして、「ゆめ風基金」から八幡隆司さんにお越し頂いてお話を伺いました。 きのう熊本から帰ってきて、またすぐに熊本に戻るという八幡さんの話はナマでリアルで、とても具体的でした。 以下は八幡さんの話聞きながらとったメモです。 @ 「どこかへ逃げこんで、3日間の食料をなんとかしたら、あとはなんとかなる。自分の子が好きな、食べられる3日分の食糧、ヨーカンでも、おかしでも、防災用の保存期間の長いものでなくていいから、用意しておく。逃げ場所さえあれば、何とかなる。作業所でもデイセンターでも病院でも。いつもと変わらない環境がいい。益城町にはビニルハウスがいっぱいある。逃げ場所を前もって決めておいて、できれば年に1回でも、そこで寝てみる。 A 避難所へ行ったら、誰かがなんとかしてくれるとみんなが思っているから、誰も何もしない。物資は受け入れるばかりで、とりに行く人がいなくて、山積みされている。タイムリーに、必要な量だけとりに行けばある。 避難所でダウン症の子、見なかったなぁ。車の中とかで親がみてるんかなぁ。熊本では下水はこわれなかったし、車で30〜40分走ればコンビニは開いていた。 B 日ごろのネットワーク大切。トライアングルもケータイでとりあえず安否確認を一気呵成にする。 要するに、待ってたらあかんねん。自分たちで何とかするねん・・・。 相談支援員さんは、計画たてるので精一杯で非日常の状態までケアできないから、ぼくたちに助けを求めに来ない。 ・・・八幡さんの話聞きながら、今までは一緒に助けあうのは町内の人たち、学区の人たち、とばかり思ってきたけれど、このトライアングルそのものも大きな人と人とのネットワークなんや、よその子あずかるのも我が子あずけるのも、障害のある子と日ごろ接しているお母さんどうしの方がええこと、いっぱいあるやんな〜、と改めて気付きました。 「出来ること、やろ!」と、スーパーの安売りの日に水を買い、インスタント麺とカセットボンベを買いました。(島嵜) 当日の参加費の半額 11,600円と、カンパ10,002円を6月20日、「ゆめ風基金」に送りました。 P.S. 7月、「ゆめ風基金」呼びかけ人の永六輔さん(83才)の訃報がとびこんできました。永さんのご冥福をお祈り申し上げます。 |