京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(1996年8月号 掲載)

「出生前診断」に関するアンケート調査の御協力に対する御礼と中間報告

 トライアングル臨時号で行いました「出生前診断」に関するアンケート調査の御協力頂きましてありがとうございました。

 アンケートはトライアングルの会員、賛助会員とトライアングルと交流のある各地の親の会、及び事務局の友達関係に450部、発送され、回収率45%を超え8月1日現在215通、回収されました。内容が難しい上、記述式にしたにもかかわらず、思いがけないくらい高い回収率で、とても嬉しく思っています。それだけ、今皆が関心を持っているということをしっかり肝に命じて集計に取り組んでいきたいと思っております。急ピッチで集計をしておりますが、記述式にしたため大変時間がかかっています。

 たくさんの人がそれはそれは丁寧に意見を書いて下さいました。そして読めば読むほど、それぞれの意見にうなずくものがあり、問題は複雑であることが読み取れます。それでも私達が知りたかった、産婦人科医が母体血清を用いたスクリーニング検査(トリプルマーカーテスト)をするにあたってのインフォームド・コンセント、および結果が陽性となった時の障害についての説明はできないということだけは明らかになってきています。また、障害を持つ子の中絶は障害者差別であると言いながら、出生前診断を受けるという矛盾を抱える親の存在の多さに予想していたとはいえ、いかに障害者を受け入れる日本の社会に問題があるかということがわかります、。このアンケートを詳しく分析していけばかなりの問題が具体的に出てきそうです。

 7月26日、厚生省と話をしました。親の会が考えているトリプルマーカーテストの問題点も話しましたが、あまりよく分からなかった様でした。資料を送る約束と今後も、この件につき話合いを続けていきたい旨を伝え了承を貰っています。まだ返送をされていない方も今からでも結構ですし、書きにくいところは飛ばしていただいて結構ですので、何卒御協力のほどよろしくお願い申し上げます。

トライアングル会長:佐々木和子   


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