京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2000年12月号 掲載)
芋掘りの報告

 10月15日(日)、秋の恒例行事、芋掘りが静原とくおか農園で行なわれました。締め切りが過ぎてからの駆け込み参加者もあり、大人27名、子ども30名、ボランティアさん22名の総勢79名でにぎやかに楽しく、心配された雨もなんとかもちこたえて秋を満喫することができました。

 芋掘りの場面では、力のある高学年の子どもは自分のイモを掘るだけではものたらず、ボランティアさんの分や調理用の分も掘り起こしてくれていました。学校で作業も習っているのかな、お手のモノという感じでした。たのもしいです。保育園、幼稚園に通っている子ども達は砂遊びはなれたもので、芋掘りはそっちのけでクツに砂を入れてジャージャーと砂まみれになって自然と一体化していました。それぞれの楽しみ方をボランティアさんがカバーして、ゆったりとした時間を過ごせていたように思います。

 芋掘りが一通り済んでからはお昼のぶた汁作り。今年は農園のおじさんが芋掘りの場所近くの畑を、ぶた汁を作ったり食べたりする場所として提供してくださったので、場所を移動してひろびろとした所で調理をして、食べて、遊んでと出来ました。みんなもぶた汁つくりは堂にいっていて、通りがかった人たちから、「ここにブタ汁屋さんがあるわ」なんて言われていました。商売ができそうです。

 そして無事日程を終了して後片付けをしていると・・・なんと、クーラーボックスの中から、ぶた汁に入れるはずの豆腐が10丁出てきたではあーりませんか。調理担当(いつもいつも)の福田さんが、「あらまー、豆腐を入れるのを忘れてたじゃないの!」と嘆いていました。いつもいつも、大人数の調理全般を取り仕切ってくれて、気苦労が多くてすいません。最後にはあまったぶた汁を、「もったいないなー」と言いながら土に返しておきました。大人数が食べる分をきっちり作るというのは難しいものですね。

 帰りのバスの時間まで、畑の近くのコスモス畑でコスモス摘みをしました。農園のおじさんが「黄色のコスモスは今年初めて植えたからあまり採らんといてな」と言いながらも好きなだけ採らせてくれたので、みんな色とりどりの大輪の花を手折りました。参加家族の方は、家に帰ってお芋もいろいろに料理しながら、テーブルにはコスモスが揺らめいていたのではないでしょうか。

 ボランティアさん、楽しい一日をありがとうございました。みなさん、どうもお疲れさまでした。また来年もおいしいお芋掘りに行きましょうね。
(近藤)   




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