島崎明子 11月10日(土)昼の部350名、夜の部200名の参加を得て、桐野監督にも上映後話をして頂き、「学校教育法施行令改悪反対」の署名も沢山の人がして下さり、上映会は大成功でした。 新聞などで知って、当日券で入って下さった方も多く、慣れない受け付けはちょっとパニック。手刷りのパンフレットが足らなくなるかも‥‥と、急いで印刷に走ったり、宇治の「ゆめハウス」に焼いてもらったクッキーも昼の部の途中に早々と売り切れてしまったり‥‥とうれしい誤算の連続でした。 映画はどこまでもどこまでも淡々と障害を持つ子と持たない子たちのふれあい、まじりあう日々を映し出していました。 「私たちの思いは間違ってない。もっと強く願っていいんだ。」映画を観ながらずっとそう思っていましたが、もう一方では「あんなふうにがんばれるだろうか、私たち‥‥」そんな思いがわいてくることも否めない事実でした。両方の思いを見据えることから始めるしかないと、今は思っています。 桐野監督のとつとつと話されるお話は、飾り気のない人柄そのままに、私たちの中に入ってゆきました。冒頭の自己紹介シーンを撮りに出かけた時、はじめてみんなと出会って、どう接していいか分からず、身構えていた自分のこと、まわりの子どもたちにインタビューもしてみたけれど、誰にきいても「べつに〜」「ふつう」なんて答えしか返ってこなかったことetc.。子ども達は障害を持つ子を自然に受け入れられるけど、おとなはちょっと身構えないと入っていけないこと、もっと早く彼らと出会っていたらよかったのに、もったいなかったな‥‥、などと話して下さいました。その上、ロビーに用意した署名のことも、アンケートのことも監督が舞台の上からみんなに呼びかけて下さったおかげで沢山あつまりました。 アンケートで多かったのは、「この映画から元気をもらいました」という感想でした。「どうしてまわりの子たちはあんなにやさしいの、あんなに自然なの?」という感想も何枚かありました。私はおもわず叫んでいました。「一緒にいるからやんか。ずーっと一緒にいるからやんか、なぁ!」 |