京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2004年12月号 掲載)
花園大学ボランティアさんの感想文です。

CAP

あんちゃん   

 今回、初めてCAPに参加しました。今回、ボラ向けという事で、小学4年生の設定で実際に体験しました。今回のCAPで勉強になったのが、「相談」と「ちくり」の違いでした。今までなにげなく「ちくり」と言う言葉を使っていましたが、わざとつげ口して相手に嫌な思いをさせるのが「ちくり」という事が分かったので、改めて学ばされました。

 他にも、知らない人から逃げるために、特別な叫び声をやった事です。お腹の底から声を出すだけで、大きな声が・・しかも、驚くほどに低い音が出るとは、思いもしませんでした。一緒にいた小寺あきとくんが泣いてしまうくらい、防犯ブザー的役割を教えてもらえて良かったと思います。

 「安心」「自信」「自由」を体で表現し、心と体で体験することで、これから同じような事で困っている人がいれば、その人にも教える事ができるし、もっとCAPを広げられると思いました。

 また来年、CAPがあるなら、また参加したいと思います。 ぼうしの会の講師の先生が、とてもおもしろい人ばかりで好きになりました!!



CAP子どもワークを受けて

しょうちゃん   

 普段、月に一度の活動でボラさんと一緒にいるところしか見たことがなかったので、今回参加してみて、いつもとは少し違った一面を見れたと思った。いつもボラさんに甘えている子が意外としっかりしていたり、みんなの先頭に立って引っぱっていく子が恥ずかしがって照れたりなど、一人一人の性格がよりわかりました。

 CAPが始まる直前に、「安心・自信・自由」のぬり絵を何人かに見せてもらいました。みんな色使いが上手で、私に自慢気に見せてくれて、「きれいにぬれてるね。上手だよ」と褒めると、ニコッと笑って嬉しそうでした。

 CAPを受けている時は、はじめのうちは子どもたちの円の外で見ていましたが、以前活動で担当についた子が私の手を引いて隣に座って欲しそうな仕草をしてきたので、その子の後ろに移動しました。私は自分の事を覚えててくれたことがすごく嬉しかったです。また、CAPの中で「困った事が起こったら誰に相談する?」という質問で、一人一人聞いていくと、2人の子が「しょうちゃん」と言ってくれました。嬉しかったと同時に「他のボラさんが今日いなくて良かった」と思いました(笑)。

 休憩中や昼食を食べ終わってから、色んな子と話したり遊んだりできて、より仲良くなれたと思います。今は来月にクリスマス会でみんなに会えるのが楽しみです。


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