京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2007年12月号 掲載)
西村さんちの三人娘とガンバル母ちゃんドタバタ日記(その8)

西村ちとせ


10月21日 若宮神社おまつり。又、つかさが家からいなくなった。最近では無謀な行動もなくなってきたので、たぶん母をさがしての事だと思うが・・・。あちこち探したが見つからない。やっぱり交番に届けようと交番で説明していたら携帯がなった。「つかさ帰ってきてる!」留守番させておいたのどかと二人玄関でおいおい泣いていたそうな。一時間もどこに行って来たのだろう・・・。知る由もない。

10月24日 しっかりのどか。気のいいみこと。おまつりでそれぞれお菓子の詰め合わせをもらってきた。みことは自分の分を「お母さんもあげる」と言いながら四つに分けている。「のどかのはどれ〜」と言うのどかの手にはしっかり自分のお菓子を持って!自分のものは自分のものののどかです!

10月25日 つかさついに竹馬に乗った!「つかさちゃん竹馬一歩でました」保育園の先生がうれしそうに報告してくれた。運動会には間に合わなかったけど(というよりその気にならなかった)やっぱりやる気になれば出来るんだ!誇らしげなつかさ、うれしそうな先生、母はとっても感動しました。

10月26日 春から視力が下がりはじめたみこと。学校でも黒板が見えにくく、かといって一人だけ前には出来ないとのことでメガネを作った。帰り道10メートルほど先のポスターを見て「お母さんあの絵カラーやったんやな!よう見えるわ・・・」と言った。本当に見えなかったのね。これからちょっと世界が変わるかな。

11月11日 「バナナケーキ作ろか」言ったら最後。いつ作るの!いつ作るの!やっぱりやめよかとは言えない。今日はのどか、つかさペア。「のどかバナナつぶしてね。つかさ卵混ぜてね。」二人がキャアキャア言ってしている。最後には「うわーとんだー!」。オーブンにいれたら「焼けた?」「焼けた?」「あと何分?」焼けたら、熱いと言ってるのに「すぐ食べる!!」「おいしい!おいしい!」三人娘の笑顔。母のしあわせ。それにしても子供たちが混ぜると不思議とよくふくらむケーキ。

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