京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2008年12月号 掲載)
 11月9日
講演会 佐々木和子さん『元治25才 with ミニコンサート』報告

 はじまりは佐々木さんと元治君のオカリナ・コンサートから。あちこち遊具のおかれた重度体育室に、子どもたち、親たち、そしてボランティアさんたち合計100人以上がオカリナの音色に耳を傾けました。予定の10曲にアンコール曲が加わって、約30分間、みんなはオカリナのやさしくてあたたかな音色を満喫しました。

 後半は、子どもたちとボランティアさんを残して、親は2階の会議室へ。車座になって佐々木さんの話を聴きました。元治君が生まれた時から今までのこと。元治君に色んな習いごとをさせてきて、今、ドラムとオカリナが続いていること、そのオカリナの練習中に元治君が怒ってオカリナを投げつけた時の話。又、トライアングルを始めて、元治君をおばあちゃんに預けて、あちこち走り回って、我が子のことを放ったらかしにしているとおばあちゃんに注意された話等、色々話して下さいました。

 参加者も一言づつ近況報告。なつかしい顔、新しい顔・・・。中でも光っていたのは、きのう、かなちゃんの小学校の同窓会に一緒に行ってきて、とっても楽しかったと柵木さん。「担任の先生も、かなちゃんの担任してよかったって思ったはる気がした!」とのこと。柵木さんの明るさに拍手!でした。

 最後は質問コーナー。「兄弟はいた方がいいのですか?」の質問に、「いても、いなくてもいい。ありのままがいい」という佐々木さんの答えは、いかにも佐々木さんらしい、あったかいものでした。

(島崎)



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