京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2010年12月号 掲載)
”Down@ART”
お絵描き好きな子、集まれ〜〜!に参加しました。

石田 香映

 うちの百恵(小3)はお絵かきが大好きです。この日も絵の具とクーピーを持ってはりきってでかけました。
少し遅れて会場に入ると、たくさんの子どもたちが思い思いに絵を描いていました。
 代表の赤松さんはトライアングル会員で、京都市立芸術大学で絵画などおしえていらっしゃいます。当日は芸大の学生さん、大学院生さん、またギャラリー・タフ(京都市山科区)の代表者でアートコーディネーターの宮崎さんなど、絵にも画材にも詳しい方々にお手伝いいただきました。

 秋の落ち葉やれんこん、おくら、またその場でとても手際よく美しく彫られたサツマイモのイモ版などに塗料で色づけをして大きな画用紙にペタペタ・・・。自然の形の美しさ、作業の楽しさに子ども達は大喜びでした。
また絵の具、クレパス、コンテなど、ぐーるぐーるとそれぞれの書き味を楽しんだり、筆からポタポタと画用紙に絵の具を落としていろんな模様を描きました。赤松さんや、アシスタントの方達が次々に技法や材料を提案してくださるので、飽きることなく2枚目にチャレンジする子どもさんもいて、その集中力に感心しました。終わったら作品と一緒に記念撮影をしてもらいました。子ども達のちょっと誇らしげな表情が可愛かったです。その後参加者で自己紹介や近況などおしゃべりしました。

 前述しましたが百恵は絵を描くのが好きで、とても味のあるおもしろい絵を描いてくれます。おとなの考えつかない視点や、好きなキャラクターは細かい特徴が描かれていて笑わせてくれます。最近は、一緒にお絵かきしている姉やお友だちの描いた絵を見て「それ、いいな」と思ったものを取り入れてるようです。
 家ではなかなかお絵かきしている横で付き添って見ることもないのですが、今回百恵の描きっぷりをじっくり見ていると、百恵なりにいろいろ考えながら筆をすすめているのがよく分かりとてもおもしろかったです。次回もぜひ参加したいと思っています。
よろしくお願い致します。


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