京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2010年12月号 掲載)
文化祭

島嵜実幸

 私の学校は11月13日(土)に文化祭がありました。三和分校の名物はマドレーヌです。準備に入ったのは11月9日(火)から準備に入りました。農業と家庭科に分かれて取り組みしました。

 私は溶かしバターを担当しました。溶かしバターのやり方は片手鍋にお湯を入れてその上にボウルの片口を入れバターとマーガリンを入れて湯せんで溶かします。作り終わったマドレーヌはラッピングをします。当日の日は食券・マドレーヌ販売をしました。いろんなお客さんが来てマドレーヌとか買ってくれたので嬉しく感じます。

 来年で最後なので頑張りたいと思っています。来年で最後やったらいいのになって思います。

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島嵜明子

 今年は私と私の母と姉娘のあゆみの3人で文化祭に行きました。亀岡から先は名物のすごい霧で、紅葉の始まった山と霧の織りなす景色はちょっと感動的でした。

 学校の入り口で担任の先生に会うと「(文化祭準備中)今年は去年よりよく動いていましたよ」と言って下さいました。文化祭も3年目、何をすればいいのか分かってきたのでしょう。みゆきは去年同様、受けつけでマドレーヌや食券の売れた数をカウントする係でしたが、お客さんがたてこんでいて大変そうでした。三和分校名物のマドレーヌは2個100円ととても安いのでみんなが沢山買ってゆきます。中学3年生の夏休み、はじめて三和分校のオープンスクールに参加した時作らせて下さったのも、このマドレーヌでした。

 去年の文化祭と比べると、お茶席がなくなっていたり(茶道部があきちゃんが卒業して部員がいなくなったらしい)、家政科の作品展示もなく(みゆきの作った黒のワンピース見たかったのに!)、毎年楽しんだ農業科のクイズ(農機具の名前や花の名前、牛の種類等を答えて、高得点なら鉢植え等の景品があたった)もなくて、今年は随分淋しい感じの文化祭でした。かろうじて生徒たちの俳句は残っていて、みゆきの作品は「保育園職場体験つかれるな」でした。今年はどうやら、手伝ってもらわずに一人で作ったみたいですね‥‥。

 卓球の岡崎先生と福田ともちゃんち一家も来て下さり、私たちは、かきたまうどん、ドーナツとごませんべい食べて帰ってきたのですが、あとかたづけして6時半ごろ帰ってきたみゆきは、かきたまうどん、カレーうどん、揚げたこやきの上にお抹茶とおまんじゅうまで頂いて帰ってきて、疲れて、晩ごはん食べずに眠ってしまいました。

「来年で最後やったらいいのになって思います」というのは、留年せずに卒業できますように‥‥ということのようです。

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