京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2011年12月号 掲載)
講演会の感想

○失敗しなければ新しい体験はない、ということばに、今の夏木さんの様子を聞いて、本当にそうだと思いました。河内さんのように、手間暇かけて見守りながら、いろんなことをやらせて、失敗から学んでいきたいです。ありがとうございました。

○仕事に余暇にと充実した成人期を過ごされている夏木さんの貴重なお話が聞けて良かったです。ありがとうございました。印象に残ったのは、私達が失敗と思ったことも本人には経験だということ。たくさん失敗して、色んなこと身につけていけるよう、安全には気をつけ、おおらかに見守ろうと思いました。

○夏木さんの生い立ちから現在の日常生活まで、リアルなお話しを興味深く聞かせて頂きました。河内さんは夏木さんに、制限をせずにやりたいことを見守りながらも自由にさせてさし上げ、かつ失敗することがあってもそこから新しいことを学び、どんどん世界を拡げておられることがよくわかりました。お二人の親子の関係は、べったりと寄りかかるのではなく、各々に自分の足で立って、お互いに必要な時に支える、という距離感があり、それが河内さんのお話しを聞いて爽々しさを感じた一因かと思いました。周りの状況や環境、時代の流れに応じて、その場に柔軟に適応して家族皆にとって心地良く、笑顔でいられる様に、工夫して生きていく智恵を教えて頂きました。ありがとうございました。

○今を大事にするということがすごく心に残りました。学校を味方につけて生活されてきたように感じました。先生のよいところを見つけていこうと、お話しを聞いて思いました。兄妹さんとのかかわりあいがすばらしい。内とは少々違うなと思いました。気にはしていますが、自分達の人生が大事という感じで、仲はよいのですが、障害のことは気にしていないようです。

○今日はありがとうございました。受付けで頂いたお菓子を早速いただき、大変おいしかったです。たくさん素敵なお話しを聞く事が出来、こんな本当に頼りない私にも愛世という子を育てて?いけそうです。今後、このようにしていったらいいんだと参考にもなり、励まされました。これを機会に、どんどん参加して行きたいです。

○うちの子も、はや1才3ケ月になりました。上の子とはちがう発達にとまどい涙している子育て。先が想像できない、この子は、私はどうなるんだろう、という不安がそうさせていました。でも、どんどんかわいく笑ってくれる姿をみると、うれしいきもちでいっぱいになります。なつきさんのお話をきいて、成長していってくれるんだというホッとした気もちと、やっぱり河内さんの母としてのこまやかなかかわりがあっての成長だと思うと、私にそこまでできるだろうか‥とも思います‥。子育てって、きっと、不安と、のりこえていくことの繰り返しなんでしょうね。もっと強い母になりたいです(^.^) 今日は素敵なお話ありがとうございました。

○話されたポイントは、
・丁寧な見守りと周到な準備で将来の自立を勝ちとることができる。
・うまく他人を使える能力をみがくこと(上手に甘えること)。
・本人の自尊心を大事にすること。
と思います。兄妹の話も大変印象的でした。うちも真中で上下に姉妹がいます。うまく関係作りができていると感心しました。きっとお母さん(河内さん)がいろいろな部分で細かい配慮ができているのでしょうか。「学校に振りまわされないこと」と、「学校をふりまわさないこと」はとっても良いフレーズでわかりやすいです。もう、うちは学校は終わったのですが、振りまわされたり、振りまわしたりしてしまったかも、と思います。

○4ケ月のダウン症の子がいます。まだまだ先が見えず不安に思っていましたが、今回のお話で少し先が見えて、ほっとしました。先が見えるというより、今の笑顔を大切に「こうさせよう」ではなく、「まわりに水をまいて、こちらが準備しておけば良い」のだなと思いました。特別な存在ではなく家族の一員、兄弟や地域の人々に囲まれ刺激を受けながら育っていってほしいです。また、お話を伺えるときがあれば、是非、参加させていただきます。ありがとうございました。

○私のこどもは知的発達障害の19才です。42才の夏木さんがどんな生活を送っておられるのか、興味深々でした。また、トライアングルの方との関わりも深く、どのような支援をこれからしていくべきかということも教えて頂きたかったのです。そのどちらも充分、満足させて頂ける講演会でした。夏木さんにしっかり話しかけて、納得してもらう姿勢。手間ヒマかけて、工夫して、自分で出来るようにしておられること。行動的であること。家族全部を大切にしていること。状況を良い方向に切り替えられることなど。たくさん教えて頂きました。深くお礼申し上げます。今を大切にすることの積み重ねが何十年後につながるということを大切にします。トライアングルですばらしい講演会を企画して頂いて、ありがとうございました。

○娘さんの生まれた時から今の生活をお聴きしていました。小学校の時から特別支援学級に行ってはって仲良くなった人がたくさん出来たと聞いて、いいなと思いました。社会人になって1人でバスに乗ったり、米を炊いたり、洗たく物をたたんだりしてて、同じことをしてるなと思いました。料理は1品作るので「すごい、えらいな」と感心しています。一番嬉しかったのは、ペースメーカーを入れて以来、ずっと元気で健康に暮らせておられて良かったです。

○貴重な体験談ありがとうございます。現在、娘さんはお仕事にがんばって余暇を楽しんでおられる様子が目にうかびます。「家族といっしょにくらしたい」とグループホームをことわられたくだり、胸があつくなりました。私は現在、2才半の男の子を1年前より育てている里親で、この子が18才になるまで育てる予定ですが、かわいすぎて、たぶん手ばなせなくなると思います。16年先にはどうなっているかわかりませんが、河内家と同じように、本当の家族としてくらして行けたらいいなぁと思います。

○この頃、悩んでいることで何かヒントが見つかれば、と思って参加させていただきました。お話の中に、心に響く言葉はたくさんあって、たぶん私の子育て心にぴってりとくることばかりなんだろうなぁと、うれしく思いながら聴かせていただいていました。子どもの力を見極めて、やれる時にやりたい時に、しなやかに、やっていけたらいいなぁと思いました。「いたずらすること」を、すてきな力と見て、その力をどの方向に発揮してもらうか、子育てする上で、やりがいの大きいことだと感じることができました。ありがとうございました。いっぱい、たのしい工夫や試みをしてみようと思います。

○とても良い話を聞かせて頂きました。ありがとうございます。例えると、真夏のノドが渇いている時に、おいしい井戸水を飲んだ様な、さわやかな満足がありました。印象に残っている言葉がいくつかあります。忘れずに活かしていきたいし、きっと活かせていけると思います。余談ですが、河内さんが美空ひばりさんに似ていると思えて仕方がありませんでした。




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