京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2012年12月号 掲載)
講演会報告

高平恵子

 去る11月3日(祝)に、千葉県から南正一郎さんとお母様、東京から長谷川知子先生をお招きして、京都市障害者スポーツセンターにて講演会を開催しました。
 長谷川先生が広くPRして下さり、新聞にも掲載したおかげで、会員50名・一般12名が来て下さり、子ども達が29名・保育ボランテイアさん22名の総勢113名の参加者となりました。

 南さんと長谷川先生は、前日から京都へ来られていましたので(宿泊先は会員・梅谷さん方「民宿・古梅川」(東山三条))、事務局&有志家族で夕食会を開きました。正一郎さんを囲んで賑やかに笑い声があがり、和やかなひとときを過ごせました。

 当日は、午前から集合して念入りなリハーサルを行いました。原稿用紙50枚ほどにビッシリ台本を書いておられて「話したい事がいっぱいある」「歌も聴いてほしい」「空手の雑誌に載ったので見てもらいたい」など、とても意欲的に希望を出して下さいました。

 さて本番は、小学生以上の子ども達も一緒に正一郎さんのトークを聞き、空手の型も見せてもらいました。正一郎さんのお話は、台本をチラッと見ながらアドリブを交えて、そして時折り参加者に質問して笑いを取ったりもして、プロ顔負けの話しっぷりでした。少しハスキーな声で歌って下さった「いのちの理由」(作詞作曲さだまさし)も、とても心がこもっていて素敵でした。

 でも、トークに熱が入り過ぎて、時間の都合により空手の型が2つしか出来なかったのが反省点です。ご本人もとても残念がっておられました。申し訳ありません。でも、この2つの型を見ただけでも、長年の努力を感じる事ができてカッコ良かったです。お願いして触らせてもらいましたが、二の腕も腹筋もカチカチでした!トークと空手の後は、さすがにお疲れの様子で、しばらく控室で休憩されました。かなりのエネルギーを使われたと思います。

 長谷川先生には、前半少し正一郎さんの事を紹介していただき、後半は今問題になっている新型出生前診断のことを交えて、短時間でしたが講演していただきました。そのあとは、お母様にも子育ての方針など伺いました。質疑応答を含めて、とても参考になる内容でしたので、正一郎さんのトーク部分を含め、詳しくは次号でお知らせする予定です。お楽しみに!

 すべて終了後には、正一郎さんのサイン会もあり、次々にサインを求められて人気者でした。ハードなスケジュールでしたが、南さん、長谷川先生ありがとうございました!
 そして今回も小さい子ども達の保育を担当してくれた学生ボランティアさん達、何かと忙しい秋の一日に来て下さった皆様、本当にありがとうございました!

 

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