京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2012年12月号 掲載)
いもほり報告

 10月14日(日)静原の橋本農園にイモ掘りに行きました。29家族77人、ボランティアさん20人、総勢97名の参加。現地集合のため、それぞれ車やバスで、のんびりした山間の畑までやってきます。三々五々に集まり出すと、畑の横の広っぱにテント3つとシートを設営。
 さっそく、子どもたちとボランティアさんはお芋を掘り始め、お父さんたちは大釜にお湯をわかし、お昼ごはんの準備をします。

 今年は喫茶コーナーを設けて、コーヒーと松谷ママお手製のミニカップケーキのセットを100円で販売することになって、喫茶の似合うお母さんたちがその準備にとりかかります。青年部の人たちはコーヒーの運び役をするつもりになっていましたが、本人さんたちはお芋を掘るとすっかりつかれてしまい、もっぱら母親が給仕をしていました。自然の中でのコーヒータイムは最高の気分です。

 掘ったお芋は、豚汁に入れる分を供出。子どもは、大きいのや形のかわったものを品評会に提出します。そして、豚汁と焼き芋作り。芋を川で洗ってくれる人、大変そうでした。子どもとボランティアさんは野菜などの材料を切ってくれます。それを順番に大釜に放り込んで、豚肉も豆腐も放り込んで、豚汁の出来上がり。みんなおなかがすいていたので、おわんを持って豚汁をよそってもらう順番の列に並びます。火の回りで豚汁を作って、おわんに入れての作業のお父さん、熱かったでしょう。材料を入れるタイミングがよくて、材料がとけてしまわずに形を残していて、とってもおいしかったです。

 豚汁におうどんを入れておかわりをして、おなかがふくれたところで、みんなの近況報告。青空の下でマイク片手にしゃべるのも気持ちのよいものです。と、子どもたちも思ったにちがいありません。

 お芋の品評会では、でっかいのやおもしろい形のものに順位がついて、差入れのぬいぐるみや金メダルの景品が授与されました。そうして、空のお日さまが傾いていくのを感じながら、ゆったりと楽しい時間を満喫しました。

 お芋を掘って、豚汁を作って食べて、半日楽しむ・・・なんて場所がもうなくなってきています。今年はなんとか橋本農園さんのご好意で行えたお芋掘り。来年もまた、開催できますように。
 みなさまお疲れさまでした。ボランティアさんありがとう。

※この芋ほりには、読売テレビのカメラ取材が入っていました。出生前診断について、育てている立場からのコメントということで、取材OKの何人かの方がインタビューを受けていて、10月25日(木)夕方の「かんさい情報ネットten!」で放送されました。ご協力のみなさま、ありがとうございました。(近藤)


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