京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2015年12月号 掲載)
私の30年、ダウン症について

木村真理子

みなさん こんにちは
忙しい中トラフェスに来て下さって
ありがとうございます
私は木村真理子といいます
トライアングルと同じで私は来月で
30歳になります
立派なアラサーになりました
アラサーになれてよかったなぁと思いました
まず私の1週間をお話します
聞いてください
 
月曜日と木曜日は「ディセンターふらっと」
へ通いミシンでぞうきんをぬったり
借家掃除や運動をしています
水曜日は木本商店へ自転車で行き
がまぐちポシェットの糸切りの仕事を
しています
金曜日は「老人ディサービスきらくや」へ
仕事に行ってます
ここではテーブルセッティングや茶わん洗い、
トイレ掃除、ゴミ出しなどで冬は灯油を
5つ入れています
 
仕事は楽しいので頑張ってるけど
時々疲れますが働いたお金でセブンイレブンで
サラダとおにぎりと野菜ジュース・トマトジュース
・アイスクリーム・電卓・いろはすなどを買っています
 
私はコブクロが大好きで毎年
コンサートへ行ってます
今年は7月に行きました
母が「チケットとグッズはボーナスで
買いや〜」と言ったのでボーナスで
買いました
 
私が小さい時は私がダウン症だと
いうことは知りませんでした
中学3年生の時に母達から聞きました
聞いた時は私はダウン症になったん
だなぁと思いました
ダウン症で困ったことは特にありません
苦しかったことはひとつあります
3歳の時に心臓の手術をしたことで
酸素マスクをつけたことがものすごく
苦しかったです
私は心臓の手術と肺炎で16回入院しました
やっぱり入院だけはしたくないし心配かけ
たくなかったのでトライアングルのみなさん
と友達とボランティアさんに悲しい思いを
させてしまい申し訳なかったです
 
私がみなさんにいいたいことがあります
それはどうかダウン症をありのまま
受け入れてほしいということです
私は今幸せです 
たくさん友達がいてくれて楽しいです
 
最後になりましたが来月から「まんまん堂」で
ボーイフレンドとふたり展を1ヶ月
開催します
もしよかったら観に来ていただけると
うれしいです
 
それと私はお酒だったら何でも飲めます
みなさん飲みに行きませんか
いつでもいいので誘ってください
よろしくお願いします
今日は話を聞いて下さり
ありがとうございました
 

 

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