京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2006年2月号 掲載)
お母さんのためのさんすう教室 講演会

 1月24日、ひとまち交流館で山科先生の「さんすう教室講演会」がひらかれました。前夜、「ラッセル車のうしろを車で走って」名古屋から来て下さった山科先生はたくさんのかわいい教材とぶ厚いレジュメの束を台車につんで私たちより先に待っていて下さいました。新旧あわせて31名の参加者に子どもが3人、ボランティアさんも2人、ベビーシッターとして参加してくれて、いつもは広い会議室が狭かったです。

 就学前、つまり小学校で算数を学び始めるまでの6年間、ハンディを持たない平均的な子どもたちは、その「人生で一番長い独学時代」に算数の土台になる力を身につけてゆくけれど、そうはいかなかった子どもたちをどう援助するのか、無理強いしないで、ゲームのように楽しんで身につけてゆくやり方を「うさちゃんにお弁当をあげる」一対一対応を例にとって教えて下さいました。

 トライアングル以外からもたくさんのお母さんが参加して下さり、トライアングルのお母さんたちが子どもがまだ小さく、まだまだ「さんすう」までの時間がある方が多いのに比べると、トライアングル以外のお母さんは大きな子のお母さんが多く、具体的に「さんすう」で苦労なさっている様子がうかがえ、真剣さもひとしおでした。 新しい教室、3月からスタートします。まだまだ新しい参加者募集しています。(島崎)



アンケート 感想文より

  • 詳しく話していただけてよくわかりました。早く次回の話を聞きたい。子どもと一緒にやりたいとワクワクした気持ちになりました。

  • 以前より一度参加してみたいと思っていました。今回、参加しやすい機会を頂けて嬉しく思っています。姉が一年生になり算数をやり出して、理解力、進み具合を見ていて、Mには明らかに無理だろうと感じていましたが、Mにはなぜむすかしいのか今日わかりました。なかなかキビしい道になりそうですが、やってみようと思います。

  • 昨年、2回さんすう教室に参加させて頂きましたが、今回、1からという事で楽しみにしていたのですが、数について、こんなに奥深いものなんだと、びっくりしてお聞きしていました。今までに無理な事させてきたのでは? 反省もしています。

  • とってもたのしかったです。段階をふんでいないのに数字を先に教えるばかりにとらわれていた認識が少し変わりました。

  • 行くだけでも何か子どもに役にたつかも!との気持ちで参加させていただきました。内容がすごく深く、先生の講演に「これから勉強させてほしい」という気持ちが強くでてきました。子どものため以上に自分のために学べる事がたくさんあるように感じたからです。日々の生活がもっと楽しく子どもと関わりをもっていけそうです。(これから学ぶ事の中で・・)

  • とても勉強になりました。親とすると、なかなか数字を理解しない事にあせりを感じ、つい無理なおしつけをしてしまっていました(ダメだとは解っているのですが・・)。具体的な方法を教えて頂き、少し希望が持てました。

  • 素直におもしろかったです。2時間という短い時間で数値の所まで進みましたが、きっとそこまで行き着くまでに気の遠くなるような時間がかかるのだろうなーと思いますが、のんびり屋の我が子と、人類の数の歴史を一緒にたどってみたいと思いました。

  • 一年生の姉娘が算数むずかしくなってきている様ですが、その事が理解できた気がしました。実際にさんすう教室で教えてもらった事はなかなか生かせないのですが。

  • レジュメがとてもくわしくありがたかったです。育成にいますが、他のお母さんも学習内容に不満で、週一学校休んで他県まで学習に通われているそうです。京都にもこういうきちんと親も学べるところほしいです!!「数唱はできてるけど、概念は?」とSTの先生に言われ、私としては、そうじゃなくて、そこをのばすポイントを専門の先生に教えていただきたいからSTとか通ってるんですけど!!と思っていました。

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