京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2006年2月号 掲載)
成人の日の朝 弘子も一緒に大人の仲間入り

福山富起子

 朝、トイレに行った弘子から「お母さん、来て」との叫び声。きれいなウンチが出たかなと思って行ってみると、パンツが汚れてました。(え〜、ついに〜生理になったんや)と喜びよりも不安がどっと押し寄せてきました。

 早速、ナプキンの使い方、トイレのときの仕方を教えたものの、弘子は「気持ち悪い」とナプキンを取ってしまう始末。どうしようかなと、私が使っている布ナプキンをつかうようにしたところ、「これなら、いい」とあっさり使ってくれました。ホッ◎◇◆

 布ナプキンは事務局員の小寺さんがやっているので、4年程前から私も使っています。後始末の面倒さは少しありますが、つけ置きすることで、結構汚れも落ち、少し手洗いすて後は洗濯機で洗います。環境にやさしい、何といっても経済的に助かります。ナプキン代も結構しますから。

 休日一日練習した後、いよいよ学校へ。担任の先生(女の先生でよかった(^.^))養護の先生に初日お願いしました。5年生ではクラスで3人目だそうで、ホントに早いです。姉が6年の3学期に始まったので、1年も早くきたんですね。学校では心配することなく自分でナプキンセットを持ってトイレに行き、ちゃんと始末し、汚れたナプキンもきちんと持って帰り、バケツに入れてくれました。外に出かけるときも、自分からナプキンセットを入れて用意したりして、結構ハマッて(笑)やってます。

 成人の日に始まったのは、なんとなくうれしいです。父は「弘子が大人になったんか〜。はぁ〜」とため息ついてますが・・。夕方に中3の娘に「お赤飯はせえへんの〜」と言われ、お祝いであることをすっかり忘れ、あわててお赤飯を買いに走ったという、あわただしい祝日でした。


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