京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2008年2月号 掲載)
西村さんちの三人娘とガンバル母ちゃんドタバタ日記(その9)

西村ちとせ


12月1日 みことがお風呂で背中を流してくれた。「気持ち良い〜」 するとのどかが「お姉ちゃんだけずるい!」と左手を洗いだした。「つかさも〜」 と右手を洗いだした。極楽、極楽。なんて幸せ。至福のひととき。

12月12日 朝、つかさが5本指の手袋をはめようと苦戦中。なかなかうまく入らない様子。 黙って見ているとはずして手袋の中をのぞいている。 その様子がなんともかわいくて・・・。最後にはしっかり自分ではめました。 待ちの子育て。自分に余裕がないとなかなかできないけれど・・・

12月25日 待ちに待ったクリスマス。そしてピアノのレッスン日。先生にみことが聞いている。「まりこちゃんちサンタさん来てた?」(我が家の前のレッスンは大抵まりこちゃん)「もう大人になったからサンタさん来ないって」「え〜っ!みこと後11回しかサンタさんに来てもらえへん」
まだまだ、「お手紙に書いたプレゼントが置いてあった。やった〜!」と素直に喜んでいるみことです。

1月9日 保育園にお迎えに行く。「つかちゃんのお母さん!」つかさと同じクラスのしえりちゃんとちーちゃん。「今日な、つかちゃん頑張りました!っていわはってん。な〜」「うん。それからけんのすけって呼び捨てしゃはったんやな〜」と報告に来てくれる。4年間一緒に過ごしてきた友達との別れも近い。話せなくても「あ、うん」で通じて園庭で走り回っている姿を見ているとこの時が永遠に続いて欲しいと思ってしまう。

1月13日 みこと9歳の誕生日。何日も前から指折り数えて待っていた。今年のプレゼントは、「りかちゃんとおそろいワンピース作って!」と言う希望には答えられなかったけど、セーターとスカートで満足そう。でも・・・のどかが「のどかのプレゼントがない〜」とおお泣き!
とうちゃんがいたらみんなにプレゼント!って用意していたかもな〜。
でも、現実は厳しいのだ。

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