京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2010年2月号 掲載)
はじめてのクリスマス会

古川喜大(よしひろ)(2歳)の父、勝也(まさなり)

 昨年の12月13日(日)、私と家内と2歳の喜大でクリスマス会に初めて参加しました。10組くらいの家族が集まっているんやろなと想像していたのですが、ルビノ堀川という会館の畳の大広間で総勢100人を超す一大イベントにびっくりしました。そのわりには知っている家族は少なくトライアングル自体の規模の大きさにもあらためてびっくりです。

 秋から幼稚園に入園したものの、まだまだ大勢の中に入っていくと気後れして泣いてへたりこんでしまう喜大ですが、この日はオープニングの体操で大喜びして親から少し離れて一番前に出て体を動かしていました。

 私は初参加でいきなりサンタクロースになれと言われ、ひげを付けサンタの恰好をして子どもにインタビューを受けたりプレゼントを渡したりしました。 元来人前に出るのが苦手なのですが子どもの夢を壊しちゃいかんとそれなりに振舞ったのですが・・・後で知っている子どもから「さっきのサンタ、おっちゃんやろ」とばればれ。「おっちゃんもな自分によう似たサンタやな思うたけどな、違うで。あれはホンモンやろ。」と返すと愛くるしくまだ懐疑の目。でも大勢のダウンの子どもたち、お兄さん、お姉さんと楽しく場を共有でき、とても有意義な半日でした。これだけの大規模な会を催していただいたエネルギッシュな事務局員のみなさん、先生、学生ボランティアのみなさん、ご苦労さまでした。喜大は兄弟がもう大人ばかりですので、こういう会はとても刺激になったと思います。

 帰ってから何年ぶりかでクリスマス・ツリーを出しました。部屋を暗くしてツリーの灯りをつけると喜大は「アッ」と叫んで驚き喜びました。
なんとなくクリスマスのわくわく感が芽生えてくれたらこの日の体験は最高のプレゼントでしょう。親も兄たちもツリーを見て小躍りしました。

歳めぐりモミきらめきてクリスマス




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