京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2010年2月号 掲載)
ついに、成人式!

巽 純子

 祐希は、平成1年6月3日の生れです。昨年6月に20歳を迎えました。そして、今年1月11日に成人式を祝いました。
 このイベントは私にとってこの3年間ずっと心待ちにしていたものでした。
3年前、長女が成人式を迎えましたが、そのときは、当日に写真館で美容、着付け、撮影、成人式会場へと誠に慌しく、「これじゃ、祐希はついていけない!
前もって周到な準備をしておかなくちゃ」と強く印象に残りました。

 まず、身長の低い祐希には長女の着物は裄も袖丈も長すぎましたので、着物から考えねばなりません。また、前撮りをしなくては、とか祐希のことを良く知った美容院でなくては、とか・・・。

 そして迎えた1月11日、1年前のお正月から言い聞かせていた晴れの日のこと、早めに起きて支度をして、「メイクしてもらってきれいになる、お振袖を着る」を連発して気分を盛り上げました。普段、朝寝坊の祐希を心配しましたが、ちゃんと早くすっと起きてくれてスムーズに行きました。ともかく会場についてほっとしましたが、人が多い。誰にも知った子に会えず、祐希はがっかりしたようでしたが、出身中学のコーナーに行き、保育園からの友達のめいちゃんや公平君会えてやっと笑顔になりました。夜は同窓会に行って、楽しかったようでした。でも、やはり中学のときの友人たちとは差は歴然としてあり、祐希はいまだに小学生のような感じですが、他の子は大人です。もっと大人扱いをしていかねばならないのかなと感じました。



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