京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2014年2月号 掲載)
今思い出してもワクワクするような素敵なクリスマス会でした!

(株)ミライロ 学生スタッフ代表
西本光希

 初めまして!(株)ミライロで、障害のあるお子さまの学習支援に携わらせていただいております、神戸大学の西本光希と申します。

 昨年12月開催のクリスマス会に学生ボランティアとして参加させていただきました。双子の兄妹と、ダウン症のお兄ちゃんを担当させていただき、3人の元気にも負けないくらいはしゃいでいた学生です。少しだけ、参加させていただいての感想を書かせていただきます。

 クリスマス会を通して印象的だったのは、お子さまから保護者の方々までが、本当に楽しそうにダンスや音楽をされていたこと。そして、その中でもダウン症のお子さまが率先して前に出て踊っている姿でした。会場を左右に走りまくったり、親バンドの前で楽しそうに踊ったり。そのエネルギーで会場全体がとても明るくなっていたのを覚えています。健常のお子さまも恥ずかしがって前に出ようとはしませんでしたが、それを笑顔で見ていました。みんなが楽しそうにしていた、今思い出してもワクワクするようなクリスマス会でした。

 また、担当させていただいたお兄ちゃんが、しっかりと周りを見て自分を表現しようとしていたこともとても印象に残っています。口数の少ないお子さまでしたが、音楽療法では先生の動きをきれいに真似ていましたし、親バンドの演奏では体全体でリズムをとっていました。お父さま譲りの“ドラマーの血”ですね!携帯電話のカメラを渡してみると、どんどん前に出てバンドメンバーの素敵な写真を撮ってきてくれました。この時の集中力と行動力には、プロ意識すら感じるほどでした!

 このように1日一緒に遊ばせて頂き、言葉での表現は少ないけれど好奇心旺盛で感性豊かなお子さまだと感じました。これからたくさんの言葉を聞いて、自分の中にあるものを言葉で伝えられるようになって欲しいと思います。

 最後に、クリスマス会を企画してくださった事務局の皆様と、運営スタッフの皆様にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。しばらくは就職活動のため活動に参加できませんが、また機会を見つけて参加させていただきたいと思います。少しだけと言いながら、長々と失礼いたしました。

平成26年1月11日


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