京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報
(1997年2月号 掲載)
神山征子さんの原稿を読んで
島崎明子
トライアングル67 に載った神山さんの文章に、とても感動しました。
『母親はみんな強くなって、子どもとの生活を楽しむようになってきました。だからダウン症の赤ちゃんを中絶のターゲットにしないで下さい。彼らの人生は決して不幸ではありません。彼らのよさは育ててみないとわからないのです。』
なんて毅然としたステキな文章でしょう。ダウンちゃんのお母さんが(もちろんお父さんも)みんなこんなふうに胸張って言う21世紀にしたいって、心の底から思いました。
かわいくて仕方ないけど、決してこちらの思い通りにはならず(ダウンちゃんだけじゃなく、どの子もそうなんですけどネ)、いやなことがあると石のように動かなくなってしまう我が子に、時にはヒステリーをおこし、夫にあたり、子どもにあたり、その揚句に自己嫌悪! なあんてこともよくよくあって、その上、就学の時は面倒だろうなぁ〜 なあんて、先のこと思うと少々うっとうしくなる日々の中で、この神山さんの文章読むと、思わず、背スジ伸ばしてシャンとして歩いていこう!って元気が出ます。
ステキな原稿をお寄せ下さった神山さんにエールを贈ります。
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