柵木 郷子 4月1日 6家族13人で、フェ−マス ピープル プレ−ヤーズの大阪講演を見に行ってきました。私は、以前、テレビでも見ていたので、今回で二回目でした。「すごいな…」 「きれいな…」 「どうなっているんやろ…」等など、プロとしてのすごさを、まじかに見ることが出来ました。知っておられる方も多いと思いますが、どのようなものかと言いますと、実物大のユニークな人形や物に、蛍光色を施し、それらに紫外線照明をあて、真っ暗なステージの中でその人形等が浮き彫りになり、軽快な音楽と共に乱舞すると言うもので、その企画力のすごさ、ゴージャスさに、驚くばかりです。ましてや、それらを操っている団員達が、障害のある人というのを知ると、さらに感動です。人形製作、舞台装置、その他等はスタッフの健常者が行い、理想的な関係のもとで、運営されているようです。 本物を見せてくれる彼らは、出来るべくして出来る人達の集まりなのだろうな、と思いきや、創設者であるダイアン テユプイ氏著の本によれば、決してそのような人ばかりではなく、ビリンジャ―兄弟のテッドは読み書きができないらしく、二人が紐の両端を、ステージの左、右に分かれて持ち、両手を上げて、空に浮かび上がる虹を作る、と言うのが出来ず、何度も、虹が地べたを這っていた、ということもあったそうで、空に虹がでるために、彼女が思案の末に言ったのは、「大好きなお父さんが三階の客席で、見ているから、大きく手を振るのよ、」と言うものでした。 劇団ができて、19年がたつそうで、高齢化していく団員のために、彼女はレストランを兼ね備えたステージを持つことにも、考えられない位のエネルギーを費やし、ようやく獲得した劇場内のレストラン名は、NEWMAN'S OWNで、あのポール ニューマンが、名前を貸していて、ステージを見て感動した大勢の協力者を得るまでになっているようです。共に生きる素晴らしさを感じさせてくれた、フェーマス ピープル プレーヤーズでした。 |