京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2004年6月号 掲載)

みゆき6年生、修学旅行に行ってきました

島崎明子   

 4月27、28日、福井、石川方面に修学旅行に行きました。
 3000円のおこづかいを好きに使っておみやげを買ったのが、すご〜く楽しかったようです。自分一人で3000円を好きに使っていいなんて、生まれてはじめての体験。(そばにうるさいお母さんはいないしね。)

 友だちのかおりちゃんは、「みーちゃん、おみやげ買うの、ものすご時間かかってん」と、学校までむかえに行った私に訴えていました。聞けば、かおりちゃん、はーちゃん、ちーちゃんの3人がずっとおかいものにつきあってくれたようでした。

 担任の先生も「ものすご、こだわったはりましたよ」とのこと。
 お姉ちゃんにはペンダント−−これは注文の品。おじいちゃん、おばあちゃんにはおまんじゅう−−これは味見をしてから買ったとのこと。ここまでは、こだわりのキワミ。ここから先は少しづつあやしくなってきて・・、母にはティッシュ入れか絵ハガキどっちがいい?(私は絵ハガキをとりました)。父には何故かドラえもんのタオル。自分用には小さめのドラえもんタオル・・。残ったティッシュ入れは事務所のさいとうさんに。

 なんと、残ったお金は53円! ゴリッパ・・。
 まわりの3人がきっと、あれは買える、これは買えへんといろいろ言ってくれたんだと思います。

 交通事故にあって車イスを積んでもらっての修学旅行だったので、直前まで「ついていこかな」と悩んでいたのですが、財布に残った53円を見たとたん、「ついていかんでよかった!」って思いました。

 かわいい子には旅をさせよ・・でした。


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