京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2005年6月号 掲載)

春のリクレーション(京都競馬場)での出来事

高平惠子   

 4月17日(日)トライアングルで、淀にある「京都競馬場」へ行ってきました。参加者は、親子39名(15家族)とボランティアさん21名の総勢60名!! 快晴で初夏のような陽射しでしたが、広い敷地の中をそれぞれに楽しみました。この日はGIレース「皐月賞」の場外馬券販売日で、場内は新聞を広げたオジサマ達もいっぱい!!
 残念ながら「乗馬体験」がこの日は中止だったのですが、「馬車」は円形のパドックをゆっくり周っていて、数名の子ども達やボラさんが乗りました。少し馬の機嫌が悪かったようですが、でも綺麗な馬に引かれて乗る馬車は良い想い出になったでしょう。(^^)

 いまいち納得がいかなかったのは「ポニー乗馬」です・・・。
私たちが昼食後くつろいでいると、スーツ姿の男性3名(たぶん催し物責任者の方)が来られて、「今日はいつもの慣れた調教師が不在のため、ポニーは危険が伴うので申し訳ないが乗馬を遠慮してほしい」と言われたのです。でも、他の家族連れの小さい子ども達は並んで順番に乗っていました。たまたまトライアングルの子ども達は、だれもポニーに乗るつもりがなかったようで残念な思いをさせずに済みましたが、どうして私たちのグループだけが遠慮しなければならなかったのか・・・。
 もしか事故が起こった時の責任が取れないという事だったのでしょうが、それなら全ての来場者に伝えるべき事だろうと思うのです。とりあえずは責任者の方の言われることに従ったのですが、胸にスッキリしないものが残った出来事でした。

 でも、そんな大人達の事はおかまいなしに、トライアングルの子ども達はサッカーやバドミントン、ふわふわ風船に汗を流して思いきり遊びました!
 そして、父たちは木陰で生ビール! 母たちは〔社会見学〕と称して、初体験の競馬場内をウロウロ・・! 綺麗に整備されたレース場の向こうの大きなモニターに映し出されるレースを眺め、一喜一憂するオジサマ達に交じって「行けー!!」と叫んだり、拍手したり、とてもいい勉強をしました。(^_^;
 次は場内でレースのある時に、ぜひ一度馬券を買ってみたいと、ひそかに思ったのでありました。


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