京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2007年4月号 掲載)





開会式、試合
島崎 明子

 卓球部、みゆき、中学3年生になりました。4月29日、中学総体の開会式の入場行進も、その前5日間の「朝練」のおかげで去年とは見違えるほど、みんなと足並みが揃っていました。「3日目あたりから、そろうようになってきた」と顧問の先生。

 4月30日の個人戦、5月3日の団体戦と続きます。団体戦は1人足りなくて、5人だけのオープン参加。みゆきはさいご。ダブルスの2人が勝ってくれたおかげで、みゆきも出場できました。得意のバックサーブ。相手はどうも打ち返しにくいようで、はじめの方は、互角に試合が進みます。11点先取した方が勝ちなのですが、なんと8対8までいった時は、思わず、隣でみていた先生と手を握りあいました。11対9、11対6、11対5とストレートで敗けはしたのですが、本人もチームメイトも顧問の先生もまるでこちらが勝ったような喜びようで、ガッツポーズでハイタッチしてました。その上、審判までしたのです。信じられませんでした。バックサーブを教えてくれたのはかおりちゃん。2年生に「センパイ」って言われて、テレてるみゆき。「特別な配慮が必要な時はしますが、みんなと一緒にできることはさせます。」「シマザキは言えばコツコツがんばる子です」なあんてことまで顧問の先生に言ってもらって、すっかり舞い上がってしまった母。

 みんなの中にいることの幸せを改めて感じたゴールデンウィークでした。

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