京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2008年6月号 掲載)
朽木渓流魚センター 報告

 5月18日(日)朽木渓流魚センターへ行きました。魚釣りと魚のつかみ獲りとバーベキューというイベントです。参加は20家族、大人33人、子ども29人、ボランティアさん9人の総勢71人。現地には大型バスが乗り入れられないため、交通手段はマイクロバスかマイカーなのです。マイクロバス組は28人乗りの全席満杯で、松谷パパの運転で現地へ向かいました。

 現地は全面緑色というくらいに自然に囲まれ、よい天気。3つの釣り場を借りきって魚を放流しました。本当は、放流の魚を少な目にして、釣った魚を水に返して何度も釣ろうという計画だったのです。なにしろ、放流する魚はトライアングル負担ですから、そんなにお金が出せない・・・。けれどセンターの人の話では、釣った魚を戻すともう二度と釣れないし、他の魚も釣れなくなるそうです(何度もだまされるのは人間くらいのものです)。それに、釣った魚はバケツにとっておくよりも、すぐに氷入りの発泡スチロールの箱に入れた方が美味しいということで“キャッチ&リリース”作戦は断念。魚を追加して、豪快に120匹くらい放流しました。なので、大人も子どももよく釣れる。あちこちで「釣れた!」の声が響きました。ここで活躍してくれたのは釣り経験のあるお父さんでした。針が魚からはずせなかったり、糸が切れたりしたものですから。

 1時間半ほど釣りをした後、用心深い魚ばかりが残り釣り針のエサに見向きもしなくなったら、今度は釣り場の水を抜いてもらい魚のつかみ獲り。水がすっかり引くまでには15分ほどかかるのですが、かなり浅くなったところでもう水に入る子どもたち。中には用意よく水着姿になっている子もいます。一方ではジャリにすべっているお父さん。はりきっているのは子か親か。傍らでは、そろそろバーベキューの火の準備をするお父さん達や、魚を串にさす人。  魚を取りつくして、いよいよバーベキュー。牛ロースor地鶏と野菜とおにぎり、それに魚は好きなだけ食べてよいとのこと。さっきまで泳いでいたイワナやアマゴの炭火焼が美味しくないはずありません。何匹でもいけそうです。

 お腹がふくれたところで、マイクをまわして1家族ごとに自己紹介や近況報告。この場では、昨年“つゆ草の会” 様よりご寄付いただいた拡声器が大いに役立ちました。

 今回もボランティアさんは少なくて、高平有香ちゃんの保育園時代のお友達や家族の姉妹がボランティアをしてくれました。また今回の行事は松谷パパがマイクロバスの手配から運転まで引き受けてくださり、それゆえに実現したと言っても過言ではありません。大変お世話になりありがとうございました。狭い山道の運転でしたが、マイカー組もみんな無事に家路に着けてよかったです。 (近藤)


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