京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2008年6月号 掲載)
西村さんちの三人娘とガンバル母ちゃんドタバタ日記(その11)

西村ちとせ


 4月7日 つかさ入学式の朝。先にのどかを保育園に送って行く。入学式まで時間があったので、つかさも一緒に自動車で保育園の駐車場まで行った。つかさも自動車から降りて一緒に保育園に行こうと言っても、動かない。自分は一年生だから保育園にはもう行かない!ということらしい。 もうすっかり気分は一年生。

 4月8日 今日からのどかも一緒に小学生にまじり集団登校。つかさを教室まで送っていく。朝の用意も出来た。さあ保育園に行こう!と言った瞬間、のどか号泣!!
『のどかも学校行く〜!のどかだけ保育園いやや〜!』気持ちはわかるけど・・・
保育園ではつかさのもと担任の先生が『つかちゃんいなかったらムチャ寂しいです。』と言われる。『日曜参観あったら教えて下さい!行きます!』とも。給食の先生も『つかちゃんがのぞいてないのが寂しいです』と。
本当に5年間保育園でかわいがってもらったんだな〜。

 4月20日 恒例。春の遠足。つかさは新しいボラさんと一日野外ステージで楽しく遊んだ。母の所へはお弁当以外まったく来ないで。のどかはなぜかボラさんのがんちゃんにべったり。一日終わり帰り道。まだ競馬場の中ではあるけれど一瞬の気のゆるみがまずかった・・・。ぞろぞろみんなと歩いていた つかさがいない!!!最後まで残っていた方、ボラさんみんなで探してくださったおかげで『何事もないようにデッキを歩いていた』つかさが発見された。『やっぱり要注意人物や』とは事務局Tさんの言葉。
本当にご迷惑をおかけした方々に申し訳ない。身の縮む思い。

 4月21日 仕事から帰ると、学童のなくなったみことが先に帰っていることが多くなった。
ドアを開けると『お母さん、晩ご飯出来てるよ!』とおいしそうな匂いがとびこんでくる。はじめての一人で作ってくれたポテトサラダは「ゆでかたが足りなかったのでレンジでチンして」「冷蔵庫に人参と玉葱があったから炒めて入れて」。のどかもつかさもみんながおいしいおいしいと言って食べた。
以前からの卵焼きに加え、ほうれん草とコーンの炒めもの、やきそば、味噌汁、コーンスープ、おにぎり、などなどレパートリーは増えつつある。二人で料理の本を見るのも楽しいひと時だ。勉強は嫌いだけど、自慢の娘だ。

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