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京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2010年6月号 掲載)
ぼくの家族はまんまる・はっぴ〜

長岐明日香

 初めまして!の方も そうでない方も、こんにちは!!長岐です。
台湾と日本を行ったり来たりの夫と、6年生のゆうか 4年生のはると 2年生のあさと、そして私の5人家族で、現在、滋賀県の守山市に住んでいます。『西村さんちの三人娘とガンバル母ちゃんドタバタ日記』をいつも楽しみに読ませていただいていた私が、この度皆様に我が家のあれこれをお届けさせていただくことになりました。つたない文章ではありますが、お付き合い頂けたら嬉しいです。よろしくお願いしま〜す♪♪♪

☆はるとはこんな男の子

 少しはるとの紹介をします。はるとは今9才の男の子。遠視のためメガネをかけ、中程度の難聴のため両耳補聴器をつけ、あとは4才の頃から円形脱毛症と付き合っている。0才で心臓、9才で停留精巣の手術をしたけど、基本的にはと〜っても元気。あちこち動き回るよりはじっくりやることが好きで、時々口がへの字になるけど、優しく穏やかな性格です。ちなみに、ゆうかは真面目なしっかり者、あさとは末っ子らしい自由な子。はるとは3きょうだいの真ん中で、時にはもまれ、時には守られながらすくすく育ってくれている。西村さんちに負けないくらい毎日ドタバタしているけど、3人の笑い声はいつも母をハッピーな気持ちにしてくれています。(あまりのにぎやかさに、母の頭に角が生えることもしばしばですが・・・)

☆のんとなかよし 大事な家族!

 我が家にはもう一人!?家族がいる。メスのマルチーズ「のん」。ゆうかの強〜い希望で二年前我が家にやってきた。とても穏やかなおとなしい犬で、今までのんが怒ったところを見たことがない。それをいいことに、遊んでいるの?いじめているの?みたいな一方向な可愛がり方をする時もあるはるとだけど、でも、のんははるとに遊んでもらうのが好き。なんでかな〜と見ていると、ゆうかやあさとが飽きてしまうような遊びを、のんに合わせてずーっとやってくれているのだ。しかも、はるとも楽しそう。犬にもちゃ〜んとはるとの優しさが伝わるんだなぁ。

☆はると、4年生になりました。

 始業式の日、「はるちゃん、よろしくね。」とやってきたのは、交流学級の担任の先生。初めての男の先生に一瞬目が点になってかたまったけど、帰る頃には「先生、バイバ〜イ」。家でも、いろいろ先生のことを話してくれた。「あんな、せんせい、なが〜いねん!」と一生懸命背伸びをして、背が高いことを教えてくれるはるとがなんとも可愛い。その様子に母はホッとした。先生に「(交流学級の先生に対して)何か願いや希望はありますか?」と聞かれ、「先生のクラスは、(はるとを含む)35人だということを一年間忘れずに関わってやってください。」と母はお願いした。特別支援学級に在籍しているけど、はるとは4年1組の一人!4年生106名のうちの一人!!

☆はるとの手紙で、まんまる・はっぴ〜

 はるとが学校で家族ひとりひとりに手紙を書いて帰ってきた。手紙は文字や言葉の学習に良いと聞き、学校でも家でも時々取り入れている。いつもは台湾か深夜帰宅の主人が、珍しく早い帰宅で、はるとはパパに直接手紙を渡すことが出来た。パパが読む。『コーヒーをのんでください。』パパには???だけど、はるとによると、”コーヒー飲んでゆっくりしてね。”という思いがこめられているらしい。そう・・ちょっとなぞなぞののような文。きっとこんなことを思って書いたんだろうなぁって考えながら私たちは読まなくてはいけなくて、でもそこがまた楽しい♪その日ははるとの手紙をきっかけに、久しぶりに家族5人の会話に花が咲いた。ハッピーなひと時でした。

☆ピアノ、だ〜いすき!!

 はると、ピアノを習い始めて一年半ちょっと。姉ゆうかのピアノに憧れて習い始め、その半年後、兄はるとに負けじと弟あさとも習い始めた。はるとは本当にピアノが好きで、ゆっくりペースだけど、でも音符を覚え、楽譜を見たり、耳で聴いたりしながら楽しそうに弾いている。そんなはるとを見て、ゆうかは「ハル、上手やなぁ。」とほめてくれる。ある日のこと、『ちょうちょ』の曲を、はるとがメロディ、母が伴奏で連弾し、それに合わせてあさとが歌を歌ってくれた。母・・・感動!!涙が出そうになるくらい楽しくて、幸せな気持ちになった。
いつか子どもたちとあんな曲こんな曲・・・夢、ふくらむなぁ


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