京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2000年10月号 掲載)

"いってみよう やってみよう"にでます

正田由知子   

 8月下旬、島崎さんから「NHK教育の"いってみよう やってみよう"に出てみない?」と声を掛けていただき、やってみよう・・か? と、お返事させてもらいました。早速NHK大阪の方から電話があり健太郎の事をいろいろ聞かれました。テーマは電話、健太郎がかけるといったら、京都のじいちゃんのところ、かかってくるのを取ったこともない。数字も0・1・2・3・4・5までしか分からない・・。と話すと、初めてかける、とるという事でいきましょう! と言ってくださり、9/12から撮影が始まりました。

 以前、家の近所でMBSの取材があった時、カメラを怖がり、近付かなかった健太郎がカメラの前で、いろんな事が出来るか心配しましたが、お姉さんのゆかちゃん、ポッケの声の方(女性)、人形使いの方(女性)が、うまく接して下さり、私の心配をよそに、始めからとっても楽しそうでした。

 お兄ちゃんも健太郎に電話のかけ方のお手本を見せるというシーンで出ています。何回かやり直しがあり、それを見ていた健太郎は、自分のお友だちに電話をかける時には、もしもしの後、自分の名前を言え、サッカーしようと言えました。

 電話番号を紙に写してからかける。と、いうところで、数字が思うように書けなくて、「イヤ、できひん」と怒ってしまいました。私もイライラし、きつく言うと悪循環、ますます怒ってしまいました。お姉さんのゆかちゃん、ディレクターに励まされながら出来ました。

 平日の3日間という事で、学校から帰ってから夕方6時ごろまで撮影・・・健太郎は晩御飯を食べるとすぐ寝ていました。慣れない事でとても疲れましたが、健太郎にも、お兄ちゃんにも、私にもいい経験になりました。あとは、放送が楽しみです。最初の放送日は健太郎の8回目の誕生日です。
(妹も私も少し出ています。最近太ったのに、ますますデブデブに映ったらどうしよう・・・)

 近況を少し・・・
 2年生の1学期から育成学級に変わりました。同級生の女の子と2人で楽しく過ごしているようです。登校しランドセルを置くのは今まで通り2年教室にしてもらい、2年教室から若杉(育成学級)に、健太郎が「いってきま〜す」、クラスのみんなに「いってらっしゃい」と送り出してもらっているようです。自分の名前が書けるようになり、次は家族の名前! と頑張っています。


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