京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2002年10月号 掲載)
女子高生になりました

藤林しげ子

 7月28日の海水浴は、久しぶりの参加でした。美希は前日から楽しみにして準備していました。

 昼食とすいか割りのとき以外はずっと海の中でした。ただ、素足で砂浜を歩くのと、すいかは小さい頃から苦手でしたが、やっぱり今回もだめでした。

 そんな美希も、4月から朱雀高校通信制へ行くようになりました。家から学校までは歩いて12、3分ぐらいで、道はもう覚えているようです。学校へ行く日は朝から用意をして私が仕事から帰るのを待っています。体育やクラブ(卓球)は高平有香ちゃん、木村真理子ちゃんと一緒です。学校へは私が付き添って行っていたのですが、最近、花園大学のわかちゃんが引き受けてくれて、若者同志で美希にとってもいい事かなと思っています。10月の通信祭にむけて、合唱の練習が始まっています。「あの素晴らしい愛をもう一度」と「いつも何度でも」(千と千尋の神隠しの主題歌)の2曲です。歌詞、覚えられるかなァ、当日が楽しみです。

 今は、週1、2回の学校、ピアノ、エアロビ教室、新藤先生の療育などで1ケ月が過ぎ、その繰り返しです。毎日、おばあちゃんとスーパーへ買い物にも行っています。以前よりも自由な時間が多くなり、「今日は何もしんと一日中寝ころんでたでェ」と、おばあちゃんの報告があったりもします。(まぁ、そんな時があってもいいかな)

 高校の次は・・・と考えないわけではないのですが、もう少し、こういう感じで過ごしていこうかなと思っています。


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