京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2002年10月号 掲載)
合宿の報告

 9月7日、8日、3年ぶりに京北町山の家に出かけました。
 参加15家族と中根君、それにボランティアさん19名の計64名の参加。今年の合宿の特徴は初参加が4家族といつもの年より多かったこと。おかげで夜の懇親会で毎年話題になる「どうして小さな子どもたちがこないのか!」という話は今年はしなくて済みました。ここしばらくは千葉から一家揃って毎年来てくれる友大君がずっと最年少だったけど、今年は友大君より小さな子どもたちが4人もいました。

 山の家についた途端に振り出したどしゃぶりの雨も、バーベキューの用意を始めるころにはあがり、水たまりはいくつかあったものの、バーベキューも夜店もキャンプファイヤーも花火も、ちゃんと外でできました。

 今年ははじめて担当のボランティアさんと子どもたちが合宿を前に顔合わせをしておいたので、すぐに仲よくなれました。

 夜の親たちの懇親会は、出足は少しもたもたしたけれど、新しい人が沢山いたせいか、みんな例年になく真面目にちゃんと自分の思いを“発表”した気がしました。印象的だったのは初参加Iさんちのパパが「母親は一生けんめいやってるけど、じゃあ、障害を持つ子の父親は何をすればいいんですか!」と発言したことです。こんなふうに真正面から問いかけてくるお父さんがいるんやなぁ‥‥。まぶしくて、たのもしくて、感動しました。

 ボランティアの花園大学の学生さんたちもみんなとても真面目に精一杯、担当の子どもたちとつきあってくれていました。キャンプファイヤーでの火の神様、白ぬりのお殿様、それに進行係etc. それに、座りこんで動かない子のそばで同じように座りこんでキャベツをちぎり続けてくれた人、走り回る子、机の上にのぼる子を追いかけて汗だくになっていた人、寝つかない子のそばで眠るまでずーっとつきあってくれた人etc. 改めて私たちのまわりに沢山の若い力がいてくれることの幸せを感じました。本当におつかれさまでした。

 「来年はやっぱり、音楽療法の伊藤先生に来てもらいたいね」そんな声も多く聞かれ、沢山残ったビールやジュース、食べ物をお土産に家路につきました。
(島崎)   


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