京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2005年10月号 掲載)






島崎明子   

 「きのうの運動会のこと書くか」と言うと、「うん!」と勢いこんで、滅多に座らない勉強机に座って書いてきた作文です。字の間違いは直しました。

 きのう、9月21日、中学の運動会でした。みゆきが中学に入学するずっと前から私が心配していた大なわとびは、運動神経バツグンの担任の先生に手をつないでもらって(引き上げてもらって?)飛びました。相手チームは最高38回飛んだのに、みゆきのチームはみゆきのとべた数、8回だけでした。でも、練習では最高7回しかとべなかったので、「新記録やね」って先生が言ってくれました。同じチームで飛んだ姉のあゆみ(中3)が、みゆきの頭をなでてやっていました。

 先日、山田真さんが講演の中で「少数者は集まってはいけない。集まると別の空間になってしまう。ごちゃごちゃしていることが大切なのです。集団の中にまぎれてしまうことが必要なのです」という話をされていました。

 全校生徒70人程の小さな、町のまん中の中学校で、みゆきは150m走、200m走、つなひき、大なわとび、玉いれ、四人五脚などをそれこそ、みんなに「まぎれて」やりました。先生たち、お友だち、父兄の方々にも、あったかく支えてもらってます。トライアングルの合宿やダンスでは、ここ何年かちっとも動かないみゆきがいて、「まだ動けへんのかなァ」って、ちょっとタメ息ついてた母なので、運動会でがんばってる姿、ありがたかったです。

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