京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2006年10月号 掲載)
合宿の報告

 9月16日〜17日、『京北山国の家』に合宿に行きました。行く道は、田んぼの稲穂も黄金に実り秋の景色。合宿所のおばさんも「今年は涼しくなってから来はりましね」と言われるけれど、いつもと同じ時期です。去年も今年も霜中さんが新米を数十kg持参して来てくれたのですから、新米の獲れる時期です。

 合宿の参加者は20家族57名、ボラさん24名、ボラOB5名、伊藤先生、中根先生の総勢88名で、去年に比べて大人数。準備段階の部屋割りでは20人くらいが部屋をあぶれることになり、誰が会議室で寝るかとすったもんだしました。会議室の硬い床で寝袋で寝ることになった人たち、ごめんなさい。

 午後2時に集合し、開所式のあと夕食の準備。塩がない、コショウがないなどいつになく夕食準備に手間取りました。バーベキューは先に肉を焼くか、焼きソバを焼くか、調理のタイミングによって何が売れるか予測がつかないのですが、私は肉とウインナーは見かけませんでした。特別メニューの男料理“焼きナス”は結構いけました。

 少し早めにキャンプファイヤーを始めました。今年の火の神様はギリシャ神話に出てくるような顔立ちでしたが、子どもたちの質問に答える時には予想外のしゃべり口調で、ボラさんの層の厚さ?をかいま見た感じでした。その後、1回生ボラの武勇伝あり、ダンスあり、いろいろなプログラムが用意されていて、みんなを巻き込んでテンポもよく盛り上がり、ボラさんの努力のかいあって大成功でした。

 夜の懇親会では、一人ずつ近況報告。ボランティアさんからは「ボランティアとは何か?」というような話があり、親からは、改正されていく支援費制度への不満、福祉がどんどん削られていく将来に対する不安の声があがりました。

 2日目の午前には伊藤先生に音楽療法を1時間半たっぷりしていただき、親も子も十分に体を動かしました。伊藤先生は足の指を骨折したとのことでしたが、大丈夫だったのでしょうか。

 昼食のカレーライスは、あまりにお米がおいしかったのでおひつが空になってしまいました。

 解散式での中根先生の言葉、「この活動で大事なことは、表情と姿勢を良くすること。これは誰にでもできます。」・・うーんと、うなりました。

 ボランティアさん、ボラOBさん、伊藤先生、中根先生、お疲れさまでした。
 今回の合宿は、大型台風が接近しているので雨に違いないと、室内でバーベキューをすることを想定して準備をしていましたが、二日間ともお天気で広い庭で過ごすことができました。これも普段のおこないがいいから(子どもたちの)、とみんなそう思いました。
(近藤)   



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