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新藤崇代 9月1日、「G8議長サミット記念コンサート」(広島)に木村真理子さん、高平有香さんと一緒に行きました。(二人は今年6月に京都「らく相談室」で行われた作曲家・佐村河内守さんとの交流会に参加したメンバーで、以来、佐村河内さんとメールでの交流が続いています。)G8議長サミットは、主要8カ国の議長が平和と軍縮について協議する会議で、このコンサートの趣旨は「この会議の広島での開催を歓迎し、音楽を通して核兵器廃絶と世界恒久平和を訴え続けているヒロシマのメッセージを発信しようとするもの」です。 コンサートは三部構成で、一部:テノール独唱、二部:ヴァイオリン協奏曲、三部:佐村河内 守作曲:交響曲第一番、第一楽章、第三楽章(初演)。 第一部の歌も第二部のヴァイオリンも素晴らしかったのですが、第三部の「交響曲第一番」が始まった瞬間、私の脳裏からは第二部のモーツァルトが完全に消え去りました。今までには聴いたことのない音色は、まるで原爆投下のその瞬間を目の当たりにしているかのようでした。 演奏家は、譜面から作曲家の思いをメッセージとして聴衆に伝える重要な使命を担っています。それを見事に表現された指揮者と楽団の演奏の素晴らしさは言うまでもありませんが、あの日会場の思いが一体となったのは、曲の持つ力が強かったからなのだと思いました。ただ、そこのいG8議長のお姿がなかったことが残念でした。(第二部のみ鑑賞され退席されましたが、この曲こそ聴いていただきたかったです)。 真理子さんと有香さんは・・表情は真剣そのもの。演奏者をじっと見つめていました。終演後、佐村河内さんに「パンッていう音がすごかった」、「指揮者の人が一生懸命ですごかった」などと感想を伝えていました。 翌日は、平和資料館へ。 二人とも中学校の時に訪れたようですが、その時と今とでは感じ方も違うのでしょう。写真や展示物を見てまわるたびに、「なんで?」「なんで靴はいてないの?」などと次々と疑問に思ったことを聞いてくる二人・・。ちょっと難しいかなぁ・・という私の心配をよそに、前をゆく会館ボランティアの方の説明に耳を傾け、ブースごとに感じたことを自分の言葉で話してくれました。これには本当に感動しました。出口付近のノートには「やけどとか、あつかったです。かわいそうです・・」「勉強になりました・・」などと感想をしっかり記入。 広島の旅は、平和を願う人々と共に「交響曲第一番」初演に立ち会えた喜びであり、真理子さんと有香さんの成長を感じた素敵な旅でした。 |
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